顎関節症の原因は?/マウスピースのお手入れ方法

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽

みなさん日常でこんな症状はありませんか?

⚫︎顎が痛い

→何もしなくても顎や、そのまわりに痛みがある

→口の開け閉めで特に痛みがあり、ちょっと顎を動かしただけでも痛みがある

→硬いものを食べると痛い

⚫︎口を大きく開けられない

→大きなあくびやリンゴの丸かじりができない

→人差し指から薬指までの指3本がはいるところまで口が開かない

⚫︎顎が疲れる

→食べ物を噛んでいると顎がだるくなる

→しゃべっていると顎が疲れる

⚫︎口を開けると音がする

→口を開け閉めすると耳の前で耳障りな音が聞こえる

→カクっという音や、砂利を噛むような音が聞こえる

これらの症状がいくつかあると顎関節症の可能性があります。

顎関節症の原因として以下のものが考えられます。

1、歯ぎしり

歯ぎしりをしていても音がしない事も多いので気がつきませんが、多くの人がしています。

夢を見ている時は、特に歯ぎしりをします。なお、乳歯の時の歯ぎしりは、顎の成長発育に対して、いい刺激になるので心配いりません。

2、くいしばり

食いしばりは、通常の眠りの浅い時にもしています。また、日中に無意識に食いしばりをしていることがあります。そしてストレスも関連していることがあります。

3、咬合異常

歯が欠けたままになっていたり、かぶせたものがうまく噛み合っていなかったり、歯並びの問題から正しい噛み合わせになっていないことが原因となります。

4、打撲などの外傷

スポーツや事故などによって顎を強打したり、異常に硬いものを噛んでしまった時などです。

⭐︎セルフケア

1、顎の安静を保ちましょう

2、大きなあくびはさけましょう

3、温湿布

4、筋肉へのマッサージ

5、良い姿勢を保つ

6、仰向けか横向きで寝る

7、開口練習をする

顎関節症かなと思った人は上記のセルフケアで症状のコントロールをしましょう!

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽

マウスピースのお手入れ方法

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の富田です。

皆さんは、今までマウスピースを使った事はありますか?

今回は、マウスピースのお手入れ方法についてご紹介していきます。

【洗浄方法】

①マウスピースの表面全体が十分に濡れる程度に、マウスガードスプレーをします

②スプレー後は清潔な布などで拭き取ります

汚れが気になる際は、歯を磨く歯ブラシとは別の歯ブラシを用意していただき、マウスピース専用の洗浄剤もしくは、中性洗剤(食器用洗剤)・水洗いで、汚れを取り除いてください。

お湯での洗浄は控えてください。変形の原因になります。使用後は必ず洗いましょう。

マウスピースを外したら、専用のケースにしまいましょう。ケースにしまう事で、ホコリがついたり、破損したりといったリスクが防げます。ケースにしまう前には、水分をきちんと拭き取る事を忘れずに。水分がついたままケースで密閉すると、カビがはえる可能性があります。雑菌がついたままのマウスピースを口の中に入れるのは気持ち悪いですよね。

マウスピースは口に含むものなので、できるだけ衛生状態に気を配り、清潔なものを装着することが大切です。日々のお手入れを徹底して清潔にしていれば、マウスピースも長く使っていけます。

【注意点】

・噛んで装着はしないでください。変形の原因になります

・マウスピースは消耗品ですので、定期的な作製が必要になります。また、食いしばりの強い方は破損を招きやすいです

・保険治療では3,000〜3,500円の費用に対して、6ヶ月間内での再作製は、国では認められていません。(保険外治療の場合は約10,500円で随時再作製可能です)

・破損した場合の修正・修理は、基本的にはできませんのでご了承ください。

・マウスピースを装着した状態での、飲食・会話はお控えください。

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何か気になることがございましたら、お気軽にお声かけください。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 富田

知覚過敏って何?/PMTCって?

こんにちは。福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽です。

みなさん知覚過敏という言葉をよく聞きませんか?よくCMなどに出てくるのですでにご存知の方多いかと思いますが、冷たいものを飲んだり食べたり歯磨きをした時に、ピリッとくるあの症状です。

まず、知覚過敏とは、虫歯でしみているのとは別物です。虫歯になっていないのにも関わらず、歯がしみるというのが知覚過敏なのです。そして、この痛みは一過性(持続しない)であることが特徴です。

歯ブラシの毛先が当たって痛みを感じても、その一瞬で痛みは止まりますし、冷たいものを飲んでそれがしみても、飲み込んだ後の口腔内の温度がもとに戻れば、痛みは消えます。しかし、虫歯が原因でしみている場合も初期段階では一過性であることが多く、これを患者さんに判別していただくのはなかなか難しいかもしれません。

そんな知覚過敏が起こる原因とは?

1.歯磨きなど、間違った歯ブラシ方法や、歯ブラシを当てる時の力による歯茎の退縮や、歯根の摩耗

2.歯周病による歯根の露出

3.先天的なエナメル質の欠損(エナメル質形成不全)

4.詰めたり被せたりしたものと歯質の間に出来た段差や隙間

5.歯ぎしりなどによる歯の摩耗(咬耗)

治療法

主な治療法として下記の物があり、併用する場合も多くあります。治療効果には、多少の個人差や歯によっての差があり、一発解消という様なわけには、なかなかいかない場合もあります。歯周病(歯肉炎)のある場合は、下記の処置と並行してその治療も必要になります。

1.軽度の場合→正しい歯磨き指導を受ける、知覚過敏用の歯磨き粉処方

2.中程度の場合→歯根の表面をコーティングする

3.重度の場合→セメントやレジンで患部を保護して刺激を遮る

       最悪の場合、神経処置を行う

知覚過敏でお困りの方がいらっしゃいましたら、一度スタッフまでお声がけください。

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽

PMTCって?

こんにちは 福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 卜部です。

みなさんはPMTCはどんなことを行うかご存知ですか?

PMTCとは

P:プロフェッショナル 専門家(歯科衛生士)により

M:メカニカル     専門の器械を使用して

T:トゥース      歯を

C:クリーニング    磨き上げる

という意味があります。

以前は歯磨きでとれる歯垢と、歯垢が固まって器械を使わないと取れない歯石の2つがあるようにされていました。

しかし、この頃ではその中間の成熟したプラーク(歯垢)=バイオフィルムが存在し、歯ブラシでは取れないことがわかりました。

このバイオフィルムを除去するために歯科医師・歯科衛生士などの専門家により様々な器具とフッ素入りペーストを用いて歯の汚れ、つまりバイオフィルム(細菌の塊)を除去する方法をPMTCと言います。

また、PMTCは歯石取りとは異なります。

効果としては歯の表面がつるつるして気持ちいいだけではなく、バイオフィルムを除去することにより虫歯や歯周病を予防する効果があり、歯ぐきの腫れ、痛みを抑え歯の寿命を延ばすことが期待されます。

専門に開発された特殊なブラシやゴムのカップなどをしようするので痛みはありません。

PMTCを行う間隔としてはご自身の口腔内の状態に合わせてメンテナンス時に行うと良いでしょう。

PMTCの手順として

①ブラッシング状態・歯・歯肉のチェック

②研磨ペーストの注入

③清掃・研磨

④洗浄

この4つの順序で行っていきます。

毎日歯磨きを行っても複雑に入り込んだ歯の汚れを完全に落とすことは難しく、歯間、歯と歯茎の隙間に歯垢が残れば虫歯や歯周病を引き起こす原因となりますので定期的に歯医者さんへ通いましょう。

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 卜部

口臭って何が原因なの?/予防治療とは?

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽

皆さん口臭が気になったことはありませんか?

口臭とは人間または動物の口内及び吐く息によって出される悪臭です。人間の口臭は生活習慣や体内循環によって臭いの有無や種類が大きく左右されます。牛などの動物に激しい口臭を持つものがいますが、これは主に牧草などの飼料が胃で発酵した際に生じる特定のガスが原因であり、人間の口臭とは質的に異なる場合が多いのです。

口臭の原因は実は複数に分かれます。生理的口臭(一般的なものを含む)と病的口臭(慢性的なもの)に分けられます。

・生理的口臭

健康状態や、年齢性別に関わりなく起こる口のにおいです。口の中が不快に感じるため、後述する病的口臭に比べ、本人に自覚症状があるケースが多いとされてます。生活リズムや習慣、精神状態などに応じて発生します。口臭の多くがこの生理的口臭です。

→飲食(ネギ、ニンニクなどの臭いの強い食品、アルコール類の摂取による)

→舌苔の蓄積

→強いストレスや睡眠などによる口内の乾燥

→膿栓によるもの

 虫歯や歯周病といった口内環境や胃などの消化器系が悪くない場合であっても、口臭がする場合は、膿栓による口臭が考えられ、口臭の原因の中でも膿栓由来の口臭の割合も多いです。

→喫煙によるもの

→加齢によるもの

・病的口臭

慢性的な問題を含んでおり、これらの多くは、他人からするとかなり強い臭いでもある場合が多いが、病気によるものであるゆえに本人の自覚症状がない場合も多いです。

→歯科学的問題によるもの

虫歯や歯周病などの口内における特定の細菌の繁殖也、歯石が多く付着している場合に臭いが強くなります。病的口臭の多くが歯科学的問題によるものです。

普段の生活で口臭が気なるなと思った方はぜひ歯科受診して見てください!

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽

予防治療とは?

こんにちは。福山市引野町 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 村上です。

皆さんは予防治療についてご存知ですか?

当院では、患者様によってにはなるのですが、大体3ヶ月に1回予防治療(メインメンテナス)を行っています。

予防治療は、症状の再発防止のための処置と考えています。

①予防治療の必要性

虫歯や歯周病が進行すると、治療にかかる患者様の体力的・経済的な負担は大きくなってしまいます。

しかも、一度削った歯は、二度と元には戻りません。健康な歯とお口の中の環境をできるだけ長く保つために、痛くなってからではなく、痛くなる前にお越しください。

予防治療が、3ヶ月である根拠は、歯科医院で歯の治療也クリーニングを行ってからプラーク・歯石が蓄積し、虫歯や歯周病乃リスクが高まるサイクルが約3ヶ月だからです。

この、スパンで予防治療を受けていただくだけで、虫歯や歯周病の発症率・再発率が大幅に減少します。

いつまでも、健康な歯を持ち続けられるように、状況に応じて3ヶ月毎の、予防治療を受けるようにしましょう。

②予防治療の目的

予防治療には、治療によって得られたお口の中乃健康を持続させ、再発を防止する事を目的としています。

予防治療により、虫歯や歯周病を発症する前乃潜伏期間または、初期の病気を発見し、予防治療を行います。

これにより、自分の歯を障害健康に、保てる可能性が高くなります。

また、お口の中の健康から全身の病気に関わることがあります。今は、医療業界でも歯周病を予防しようという観点が重要視されています。

皆様もお口の中の健康を保つ中で、全身的な病気も一緒に予防しましょう。

福山市 引野町なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 村上