食欲はコントロールできる?
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上です。
秋は「食欲の秋」というように、「最近ちょっと食べ過ぎかも…」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一方、残暑の疲労などから、「最近食が細くなって…」と困っている方もいると思います。
では、そもそも食欲というのは自分でコントロールできるものなのでしょうか?
私たちの食べたいという欲求は、ただお腹が空いたから起こるものではありません。
そこには体内で分泌されるホルモンが大きな役割を果たしています。
その代表格が「グレリン」と「レプチン」です。
グレリンは主に胃から分泌されるホルモンで、空腹ホルモンとも呼ばれます。
このホルモンが脳の視床下部に働きかけ、お腹が空いたという信号を送ります。
つまりグレリンの分泌が増えると食欲が強くなるのです。
一方、レプチンは主に脂肪細胞から分泌され、脳に満腹であることを伝えることで、食欲を抑える働きをします。
この2つのホルモンバランスが、食欲のコントロールに関与しています。
例えば睡眠不足になるとグレリンが増えてレプチンが減るため、つい食べ過ぎてしまうという現象が起こります。
現代人の生活リズムが乱れやすい理由のひとつです。
さらに、美味しそうな見た目、香り、楽しい雰囲気といった心理的要因も、食欲を増進させるグレリンの分泌に影響するといわれています。
ストレスが溜まると甘いものが食べたくなるの、脳内の報酬系とグレリンの相互作用の結果と考えられています。
生活習慣に気をつけて、なるべくストレスを溜めないように過ごせるようにしたいですね!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上
むし歯ってどんなもの?
こんにちは 福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 卜部です。
みなさんは虫歯がどんなものかご存知ですか?
虫歯とは細菌が出した酸によって歯が溶けた状態です。
砂糖で歯が溶けると思っている方もいますが、お口の中で細菌が出す酸が骨を溶かします。
歯に付着したネバネバは食べかすではなく細菌の塊=プラーク(歯垢)です。
このプラークが長期間付着している場所から虫歯になっていきます。
最初は自覚症状がなく、知らず知らずのうちに進行してしまうのも特徴です。

できてしまった虫歯への対応は主に2つに分けられます。
①セルフケアと食生活の改善を通じて歯を健全な状態にする
まだ穴の開いてない初期虫歯に対して用いられます。
自覚症状がないため定期的に歯医者さんで診てもらうのが発見の為に大切です。
②細菌に侵された組織を削って取り除く
いわゆる穴の開いた虫歯に用いられ除去した後は人工物を詰めたりします。
虫歯が大きい場合は麻酔が必要なこともあります。
虫歯は放置していても治ることはありませんし、治療しなければ進行してしまいます。
また、治療で削って詰めたからといって歯が元の状態にもどったわけではありません。
歯は削るほどもろくなり、歯の構造的な耐久性が減りますし、二次むし歯など詰め物や被せ物の隙間から内部に細菌が侵入して虫歯が再発するリスクが上がるため虫歯にさせないことがやはり一番大事です。
虫歯にならない・再発しないためにも定期的に歯医者さんを受診することをお勧めします。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 卜部
