口の乾きと口臭の関係って?
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上です。
皆さんは口の乾きや口臭が気になったことはありませんか?

「口が乾くと口臭が出る」「唾液を増やせば口臭はなくなる」
こんな説明を耳にしたことがあるかもしれません。
確かに唾液が減るとお口の中がねばつき、細菌が繁殖しやすくなるため、口臭が強まりやすい傾向はあります。
けれども「お口の乾き=口臭の原因」という考えは正しい側面と、間違った側面があります。
唾液が減ると口臭が悪化しやすいのは事実ですが、だからといって「唾液を増やせば口臭が消える」わけではありません。
たとえば、たくさんのお水を含んで何度も強くうがいをしても口臭は消えませんよね?
つまり唾液はあくまで補助的な存在で、口臭の根本的な原因ではないのです。
実際の口臭の主な要因は「舌や歯に残った汚れに細菌が繁殖して、臭い物質を作ること」にあります。
中でも大きな発生源が、舌の表面にこびりついた「舌苔」です。
白く苔のように見えるこの汚れは、剥がれた細胞や細菌の塊で、放置すると強い臭いを放ちます。
口臭を防ぐカギは「唾液を増やすこと」ではなく「舌を含めた口全体の清掃」にあります。
唾液はサポート役にすぎません。
毎日の歯磨きと舌ケアを習慣化することで、口臭は驚くほど改善できます。
口臭で悩んでいる方は、今日からぜひ舌ブラシを使ってみてください!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
歯の本数と認知症?
広島県福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 笠原
「歯が少なくなると、認知症になりやすいって本当ですか?」
患者さんから、こうしたご質問をいただくことがあります。
実は最近の研究で、歯の本数や噛む力と、認知症には関係があることが分かってきています。
歯の大切な役割と聞くと、
「食べるため」と思われる方が多いかもしれません。
でも実は、噛むことそのものが脳への刺激になっています。
よく噛むことで、
- 脳の血流が良くなる
- 記憶や考える力に関わる部分が刺激される
と言われています。
歯が少なくなり、噛む回数が減ってしまうと、
脳への刺激も少なくなってしまうのです。
歯が減ると、
- 硬いものが食べにくい
- 噛むのが大変
と感じることが増えてきます。
その結果、
- やわらかいもの
- 甘いもの
- 炭水化物中心の食事
に偏りやすくなります。
脳は、栄養の影響をとても受けやすい臓器です。
バランスのよい食事がとりにくくなることも、認知症リスクと関係していると考えられています。
歯を失う原因で最も多いのは歯周病です。
歯周病はお口の中だけの病気ではなく、
長く続く炎症が全身に影響を与えることが分かってきました。
最近では、
歯周病と認知症との関係についても研究が進められています。
歯が少なくなることで、
- 話しにくくなる
- 人前で口を開けるのが気になる
- 外食を避けるようになる
といった変化が起こることもあります。
人と話したり、外に出たりすることは、
脳にとって大切な刺激です。
こうした機会が減ることも、
認知症と関係していると考えられています。
「もう歯が少ないから…」
と、あきらめる必要はありません。

入れ歯やブリッジ、インプラントなどで補うことで
しっかり噛める状態を保つことも、とても大切です。
実際に、
噛める状態を維持している方は、認知症のリスクが低い可能性がある
という報告もあります。
歯は、
- 食事を楽しむため
- 会話や笑顔のため
だけでなく、
脳の健康にも関わる大切な存在です。
1本1本の歯を大切にすること、
そして、噛める状態を保つことが、
将来の生活の質を守ることにつながります。
気になることがあれば、
どうぞお気軽にご相談くださいね。
広島県福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 笠原





