医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 金谷省吾です
みなさん、歯周病ってご存知ですか?
歯周病(ししゅうびょう)は、歯ぐきや歯を支える骨が悪くなる病気です。はじめは痛みがなく、自分では気づきにくいこともあります。歯周病にはいくつかの段階(だんかい)があります。

まず、「 歯肉炎(しにくえん)」という軽い段階では、歯ぐきが赤くなったり、はれたり、歯みがきのときに血が出たりします。この時期に治せば元どおりになります。 つぎに、「軽度の歯周病」になると、歯ぐきの奥にある骨が少しずつとけはじめ、口の中がネバネバしたり、においが出たりします。 「中度の歯周病」では、歯がグラグラしてくることがあります。歯を支える骨がさらにとけて、かたいものがかみにくくなります。 「重度の歯周病」になると、歯が抜けてしまうこともあります。

歯科医院では、まず歯ぐきの検査をして、歯石(しせき)や,ばい菌をきれいにとりのぞきます。ときには、歯ぐきの中をきれいにするために手術をすることもあります。
治療を受けると、歯ぐきがひきしまって、口の中がすっきりします。また、歯を長く使えるようになり、ごはんもおいしく食べられます。 毎日の歯みがきと、歯医者さんでの定期的なケアが、歯周病をふせぐいちばんの方法です。自分の歯を大切にして、元気にすごしましょうね。
医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 金谷省吾
こんにちは。福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 土居です。
みなさんはPMTCってどんな治療か知っていますか?

PMTCとは
P(プロフェッショナル)・・・専門家(歯科衛生士)により
M(メカニカル)・・・専門の器械を使用して
T(トウース)・・・歯を
C(クリーニング)・・・磨きあげる という意味です。
以前は歯磨きでとれる歯垢と歯垢が固まって器械を使わないと取れない歯石の2つがあるようにされていました。
しかし、この頃ではその中間の成熟したプラーク(歯垢)=バイオフィルムが存在し、歯ブラシでとれないことがわかりました。
この「バイオフィルム」を除去するために、歯科医師や歯科衛生士などの専門家により、さまざまな器具とフッ素入りペーストを用いて、歯の汚れ、つまりバイオフィルム(細菌の塊)を除去する方法を『PMTC』といいます。
30年ほど前に予防歯科先進国のスウェーデンで始まり、現在多くのリサーチに裏付けられて、着実な臨床実績を上げています。
PMTCを行うことで、歯の表面がつるつるして気持ちいいばかりでなく、バイオフィルムを除去することにより、虫歯や歯周病を予防する効果があります。また歯ぐきの腫れ、痛みを抑え、歯の寿命を延ばすことが期待できます。
また、専用に開発された特殊なブラシやゴムのカップなどを使うので、痛みはありません。PMTCの特徴は、爽快感と快適さにあり、施術中に寝てしまわれる方もいらっしゃるほどです。
年齢によって、早すぎたり、遅すぎたりすることはありません。
プロのクリーニングは、いつ始めても一定の予防効果が期待できます。
間隔を決めて定期的に行うことでより清潔なお口の中を目指しましょう!

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 土居