こんにちは 福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター吉岡です。
歯周病ってどんな病気か知っていますか?
歯周病は、「人生の豊かさ」や「寿命」にも深く関わる病気であり、がん同様、国をあげて対策をしている国民的疾患です。
歯周病とは、細菌が歯を支える骨をとかし、やがて歯が抜けてしまう病気です。成人の約80%がかかっているとされていますが、自覚症状が少なく、気づいた時にはすでに骨が溶け始めている事があります。
また、歯周病は全身疾患とも関わりが深く、心臓病・脳卒中・早産・糖尿病などの原因にもなります。その中でも糖尿病とは一番関わりが深いです。

検診の時に、歯周ポケットの深さを調べます。
軽度:1〜3ミリ 中度:4〜5ミリ 重度:6ミリ以上 になります。
歯周病早期発見のためにも定期検診に来ましょう。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター吉岡
フッ素ってなーに?シーラントってどんなもの?
福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 渡邉枝里子
①フッ素ってどんなもの?
フッ素とは歯の質を強くする自然元素のひとつです。
実はとても身近なもので緑茶(浸出液)・紅茶・ビール・ミソ・りんご・大根・イワシ・牛肉などに微妙に含まれており、飲食物以外にも骨や歯などにも含まれています。
フッ素には、歯のエナメル質を強くして、ムシ歯菌の出す酸に負けない歯を作り、化学的に虫歯になりにくくする働きがあります。実際、フッ素を使用していない歯とでは、数十倍も違うとされています。歯質を強化する効力が高いことから、スウェーデンやアメリカなどの国でも、虫歯予防に利用されています。
②シーラントってどんなもの?
シーラントとは、奥歯の溝を虫歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋めてしまう方法です。
とくにマゾが深くて複雑な臼歯に効果的で、歯を削らずに治療を行い、物理的に虫歯になりにくくする働きがあります。
③シーラントをすれば絶対むし歯にならない?

シーラントをして歯の溝を埋めてしまえばむし歯になりにくくはなりますが、正しい歯磨きをしなければ歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間からむし歯になってしまいます。また、お母さんの手伝いがなければ、子供1人で歯をきれいに磨くことはできません。お子さんが自分で歯磨きをした後、必ずお母さんが仕上げ磨きをしてあげるようにしましょう。
④歯科医院での、シーラントの開始時期と回数
3〜4さいになると乳臼歯がはえてきます。歯のかみ合わせがすべて見えるようになれば、シーラントを開始しましょう。また、シーラントは、4〜12ヶ月間で自然にとれやすくなりますので、3〜4ヶ月ごとに検診して、定期的に確認し取れている場合はやり直す必要があります。

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 渡邉枝里子