福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付小川
皆さん、毎日の歯磨きをしている方が多いと思いますが、自分がどれくらいしっかり磨けているかは知っていますか?

食事の後、歯と歯の間や歯茎と歯の境目のところに白いヌルヌルしたものがついていませんか?
これは歯垢(プラーク)です。
このプラークを顕微鏡で拡大して見てみると、プラーク1mgの中に300種以上、約1000億個の細菌がいると言われいています。
これらの細菌に感染することで、歯の二大疾患である虫歯や歯周病は発病し、進行していきます。
でも、歯磨きの後に鏡でお口を見ると一見綺麗に見えますよね。
ですが、歯磨きだけで完璧にプラークが取れるということはないのです。
そのプラーク見分けるために「染め出し」をしてプロフェッショナルケアによってバイオフィルムを除去します。
染め出しをして歯が赤く染まっている部分がプラークが付着している部分です。ここをよく確認した上で歯磨きをしていきます。
磨いた後にもう一度染め出しをしても意外とプラークは残っています。
そこが磨き残しやすい部分ということです。
こうやって染め出しをすることでどこを磨けていないのかが一目瞭然です。
そうして磨き残しのないブラッシングテクニックをマスターできるのです。
口腔内は少しずつ変化するため、定期的に染め出し液でチェックしていきましょう。

福山市 医療法人
歯周病ってそもそもどんな病気なの?
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 藤本
皆さん、突然ですが歯周病とはどんな病気か知っていますか?
テレビのCMなどでよく聞く病気の名前だとは思いますが実際にどのような病気なのか説明するとなると難しいと思われると思います。
歯肉炎との違いもあることをご存知でしたか?
今回は歯周病という病気についてお話ししていこうと思います。
まず、歯周病とは感染症であり、がん同様に国をあげて対策をしている国民的疾患で、細菌が歯を支えている顎の骨を溶かして、症状が進行し続けると歯が抜けてしまう病気です。
成人の80%がかかっているとされていますが、自覚症状が少なく、気づいた時にはすでに骨が溶け始めていることがあります。
さらにお口の中だけにとどまらず、細菌が全身にまわり心臓病、脳卒中、糖尿病悪化、早産などの原因にもなります。
そして先ほどお話しした歯肉炎と歯周病の違いについてですが、この違いはおおまかにいうと歯を支える骨が溶けているか溶けていないかの違いになります。

ですが歯肉炎の状態でも歯茎が赤みを帯びたり、腫れたり、出血があったりするなど、それらの症状の原因は歯周病の細菌によるものであり、すでにお口の中に細菌が存在している可能性が極めて高いため油断は禁物です。
ご自身の歯を守るために、そして歯周病にならないためにも早期発見、早期治療のため一度歯医者さんに足を運んでいただき歯周病の検査を受けていただけたらと思います。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 藤本
