歯周病とタバコの関係って?/フッ素とシーラントの効果って?

福山市 医療法人 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 小川

皆さん、タバコが歯周病と関係があると知っていますか?

喫煙をすると、歯にヤニがついてしまうというのはご存知の方が多いかもしれません。

実は、タバコは歯茎にも影響を及ぼすものなのです。

タバコの中に含まれるニコチンには、血管の収縮を促し、血液の流れを悪くする作用があります。

歯周病が進行していると、歯茎から血が出ることがありますが、

タバコを吸っているとニコチンの影響で、歯茎の出血などの症状が出にくくなり、

歯周病の進行に気づきにくくなってしまうのです。

そして喫煙することで、体の防御機能・免疫が落ちてきてしまうため、歯周病が進行しやすくなります。

そして、皆さんの歯茎は歯肉を築くために、繊維化細胞という細胞が働いています。

歯周病の治療にもその繊維化細胞の働きがとても重要になってきますが、

喫煙をすると治療に必要な繊維化細胞の働きも抑えられてしまい、

治療に対する反応が悪くなってしまうのです。

その結果、喫煙者の歯周病リスクは、非喫煙者に対して1.85倍にもなると言われています。

タバコと歯周病には「進行がわかりにくい・進行しやすい・治りにくい」

という影響があるのです。

今喫煙されている方には、これらのリスクを知ることでタバコとの付き合い方と向き合うチャンスになるかもしれません。

みなさん、今ある健康な歯茎を守っていきましょう!

福山市 医療法人 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 藤本

みなさんはフッ素やシーラントという言葉を聞いたことはありますか?

これはどちらも虫歯予防にとっても有効な処置です。

まずフッ素とは、虫歯の原因である酸から科学的に歯を守る働きがあります。

歯は酸によって溶かされ虫歯になります。

なのでその酸に対して歯を強くすることができ虫歯を防ぎます。

次にシーラントですが、こちらは歯磨きが難しい奥歯の溝を虫歯になる前に埋めておくという物理的に歯を虫歯から守っています。

これらは簡単にできる処置ですが虫歯予防にとっても大事な処置です。

今ある歯をずっと守っていくためにも是非行っていただきたい処置になります!

ですが、これをしたからといって絶対に虫歯にならないわけではありません。

やはり正しい歯磨き、フロスなどの使用、おやつなど糖の摂取時間を決めるなど虫歯にならないための日々のお口の管理、さらぬ定期的な歯医者さんでの検診、クリーニングは欠かせません。

今気づいていないだけで虫歯がすでにあるかもしれません、、!

是非一度お口の中の確認のためにも歯医者さんに足を運んでみてくださいね!