TCHって?/インビザライン対応症例一覧:軽度から重度まで、どこまで治せる?

TCHって?

福山市 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上です。

TCHとは、上下の歯が常に接触している癖のことです。

一時的な上下の歯の接触はTCHとは言いません。

TCHがある場合、上下の歯を接触させるだけですが、筋肉をいつも使用しています。

TCHをしている状態が長期化すると、筋肉の疲労感や顎関節への負担も増え、様々な症状を引き起こす要因になります。

通常、お口を使っていないときは、上下の唇は閉じていても上下の歯はわずかに(1〜3mm)離れているのが正常な状態です。

上下の歯が接触するのは、咀嚼時や会話時、嚥下時などで、その時間は1日17.5分程度と言われています。

歯が離れている状態を「安静時空隙」と言います。

TCHと似たような癖にブラキシズムがあります。

ブラキシズムとは、昼間や就寝時に無意識のうちに行う「歯ぎしり」や「食いしばり」の総称です。

このうち就寝時のブラキシズムは、顎のだるさや違和感などの症状が起床時に強く、夜にかけて消退するという特徴があります。

一方TCHや日中のブラキシズムは起きているとき(覚醒時)癖ですので、起床時に症状はなく、日中に活動しているうちに症状が強くなり、夕方から夜にかけてもっとも強くなります。

朝起きたときに顎が疲れていると感じる人は、就寝時にブラキシズムをしているのかもしれません。

就寝時のブラキシズムもお口のトラブルの原因になりますので、かかりつけの歯科医院にご相談ください。

⭐︎TCHセルフチェック⭐︎

・今この記事を読んでいる最中に、上下の歯が触れている

・唇を閉じたまま上下の歯を離し、この状態を維持できない

・唇を閉じたまま上下の歯を接触させ、この状態を維持できる

・夕方になると顎の辺りがだるい、重たい

・頬の内側や舌に歯の痕がくっきりついている

↑1つでもチェックがついた方はTCHがあるかもしれません。

緊張していたり集中しているとTCHの癖が出てしまう方が多いので、意識して上下の歯を離し、リラックスすることを心がけましょう!

福山市 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上

インビザライン対応症例一覧:軽度から重度まで、どこまで治せる?

こんにちは!

福山市 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 坂本です。

近年、透明で目立ちにくいマウスピース型矯正装置であるインビザラインは、

多くの方にとって魅力的な矯正治療の選択肢となっています。

しかし、「インビザラインでどこまで歯並びが治せるの?」という疑問をお持ちの方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、インビザラインで対応可能な症例について、

軽度なものから重度なものまで詳しく解説します。

インビザライン治療を検討されている方はもちろん、

歯並びの悩みを抱えている方にとって、きっと参考になる情報が見つかるはずです。

目次

1. インビザラインとは?
2. インビザラインで対応可能な症例
2-1. 軽度の歯並びの乱れ
2-2. 中度の歯並びの乱れ
2-3. 重度の歯並びの乱れ
3. インビザライン治療のメリット・デメリット
4. インビザライン治療の流れ
5. インビザライン治療の期間と費用
6. Q&A
7. まとめ

1. インビザラインとは?

インビザラインとは、透明に近いマウスピース型の矯正装置(アライナー)を使用して

歯並びを矯正する治療法です。

従来のワイヤー矯正とは異なり、透明で目立ちにくいため、周囲に気づかれにくいという

大きなメリットがあります。

また、取り外しが可能なので、食事や歯磨きの際に不便を感じることがありません。

インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したシステムで、

世界中で広く利用されています 出典:アライン・テクノロジー

インビザライン治療では、まず患者さんの歯型を採取し、

それを元にコンピューター上で治療計画を作成します。

そして、その計画に基づいて、患者さん専用のマウスピース型アライナーが複数製作されます。

患者さんは、指示された順番に従ってアライナーを装着し、

定期的に交換することで、徐々に歯並びを矯正していきます。

インビザラインは、歯列矯正における一つの選択肢であり、その適応範囲は広がっています。

しかし、全ての歯並びの問題を解決できるわけではありません。

治療の可否は、歯科医師による診断が不可欠です。

2. インビザラインで対応可能な症例

インビザラインは、軽度から重度まで、さまざまな歯並びの乱れに対応できる矯正治療法です。

しかし、その適応範囲は、個々の患者さんの状態によって異なります。

以下に、インビザラインで対応可能な具体的な症例を解説します。

2-1. 軽度の歯並びの乱れ

軽度の歯並びの乱れとは、以下のような状態を指します。

軽度の叢生(そうせい):歯が少しだけ重なり合っている状態
軽度の空隙歯列(くうげきしれつ):歯と歯の間にわずかな隙間がある状態
軽度の正中離開(せいちゅうりかい):前歯の真ん中にわずかな隙間がある状態
軽度の出っ歯(上顎前突):上の前歯が少しだけ前に出ている状態
軽度の受け口(下顎前突):下の前歯が少しだけ前に出ている状態

これらの軽度の歯並びの乱れは、インビザラインによる治療で比較的容易に

改善することが可能です。

治療期間は、通常、数ヶ月から1年程度です。インビザライン・ライトと呼ばれる、

治療期間が短く、アライナーの枚数が少ないプランが適用されることもあります。

軽度の歯並びの乱れの場合、インビザライン治療による身体的な負担は比較的少なく、

経済的な負担も抑えられる傾向にあります。

また、精神的な負担も少ないため、気軽に治療を始めることができます。

2-2. 中度の歯並びの乱れ

中度の歯並びの乱れとは、以下のような状態を指します。

中程度の叢生:歯が部分的に大きく重なり合っている状態
中程度の空隙歯列:歯と歯の間に目立つ隙間がある状態
中程度の正中離開:前歯の真ん中に目立つ隙間がある状態
中程度の出っ歯:上の前歯が大きく前に出ている状態
中程度の受け口:下の前歯が大きく前に出ている状態
軽度の過蓋咬合(かがいこうごう):上の歯が下の歯を深く覆い隠している状態
軽度の開咬(かいこう):奥歯を噛み合わせた時に、前歯が閉じない状態

これらの中程度の歯並びの乱れも、インビザラインによる治療で改善できる場合があります。

ただし、軽度の歯並びの乱れに比べて、治療期間が長くなる傾向があります。

治療期間は、通常、1年から2年程度です。また、アライナーの枚数も多くなります。

中程度の歯並びの乱れの場合、インビザライン治療に加えて、

補助的な装置(アタッチメントやゴムなど)を使用することがあります。

これにより、より複雑な歯の移動を可能にします。

中程度の歯並びの乱れの場合、インビザライン治療による身体的な負担は軽度から中程度です。

経済的な負担もそれに応じて増加します。

精神的な負担も考慮し、歯科医師と十分に相談することが重要です。

2-3. 重度の歯並びの乱れ

重度の歯並びの乱れとは、以下のような状態を指します。

重度の叢生:歯が大きく重なり合い、歯並びが非常に悪い状態
重度の空隙歯列:歯と歯の間に大きな隙間が多数ある状態
重度の出っ歯:上の前歯が著しく前に出ている状態
重度の受け口:下の前歯が著しく前に出ている状態
中程度の過蓋咬合:上の歯が下の歯を深く覆い隠している状態
中程度の開咬:奥歯を噛み合わせた時に、前歯が大きく開いている状態
交叉咬合(こうさこうごう):上下の歯が交叉して噛み合っている状態

これらの重度の歯並びの乱れの場合、インビザラインによる治療が難しい場合があります。

しかし、近年、インビザラインの技術が向上し、

重度の症例にも対応できるようになってきました。

ただし、重度の症例の場合、治療期間が非常に長くなることがあります。

治療期間は、通常、2年以上かかることがあります。

また、アライナーの枚数も非常に多くなります。重度の歯並びの乱れの場合、

インビザライン治療に加えて、

補助的な装置(アタッチメント、ゴム、インプラントアンカーなど)

を使用することが一般的です。

また、外科的な矯正治療(顎骨の手術)が必要となる場合もあります。

重度の歯並びの乱れの場合、インビザライン治療による身体的な負担は中程度から高度です。

経済的な負担も高額になる傾向があります。

精神的な負担も大きいため、歯科医師と十分に相談し、

慎重に治療計画を立てる必要があります。

インビザラインで対応できるかどうかは、歯科医師による精密な検査と診断が必要です。

自己判断せずに、まずは専門医に相談することをおすすめします。

3. インビザライン治療のメリット・デメリット

インビザライン治療には、従来のワイヤー矯正にはない多くのメリットがあります。

しかし、同時にデメリットも存在します。

以下に、インビザライン治療の主なメリットとデメリットをまとめます。

メリット

目立ちにくい: 透明なマウスピース型アライナーを使用するため、

周囲に矯正治療をしていることを気づかれにくい。
取り外し可能: 食事や歯磨きの際にアライナーを取り外せるため、衛生的で、食事の制限も少ない。
痛みが少ない: ワイヤー矯正に比べて、歯にかかる力が穏やかなため、痛みが少ない。
金属アレルギーの心配がない: 金属を使用しないため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられる。
通院回数が少ない: 治療の進捗状況によっては、通院間隔を長くすることができる。
治療計画の可視化: 治療開始前に、コンピューター上で治療後の歯並びを確認できる。

デメリット

装着時間を守る必要がある: 1日に20時間以上の装着が必要であり、自己管理が重要となる。
虫歯のリスク: アライナーを装着したまま飲食すると、虫歯のリスクが高まるため、注意が必要。
対応できない症例がある: 重度の歯並びの乱れや、骨格的な問題がある場合は、インビザラインでの治療が難しい場合がある。
費用: ワイヤー矯正に比べて、費用が高くなる傾向がある。
アライナーの紛失・破損: アライナーを紛失したり、破損したりした場合、再製作に費用がかかることがある。
発音: アライナーを装着した当初は、発音に違和感を感じることがある。

インビザライン治療を検討する際には、これらのメリットとデメリットを十分に理解し、歯科医師と相談した上で、自分に合った治療法を選択することが重要です。

4. インビザライン治療の流れ

インビザライン治療は、以下のステップで進められます。

1. 初診・相談: 歯科医師に歯並びの悩みを相談し、インビザライン治療が可能かどうかを判断してもらいます。
2. 精密検査: レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯型採取などを行い、詳細な検査を行います。
3. 治療計画: 精密検査の結果を元に、コンピューター上で治療計画を作成します。
4. アライナー製作: 治療計画に基づいて、患者さん専用のアライナーを製作します。
5. アライナー装着: 製作されたアライナーを装着し、1〜2週間ごとに新しいアライナーに交換していきます。
6. 定期的な通院: 治療の進捗状況を確認するために、定期的に歯科医院に通院します。
7. 保定: 歯並びが矯正された後、保定装置(リテーナー)を使用して、歯並びを安定させます。

インビザライン治療の流れは、患者さんの状態によって多少異なる場合があります。詳細については、歯科医師に確認してください。

5. インビザライン治療の期間と費用

インビザライン治療の期間は、歯並びの状態によって大きく異なります。軽度の歯並びの乱れであれば、数ヶ月から1年程度で治療が完了することもありますが、重度の歯並びの乱れの場合、2年以上かかることもあります。

また、治療期間は、患者さんのアライナーの装着時間や、通院頻度によっても左右されます。

インビザライン治療の費用は、歯科医院や、治療プランによって異なります。

一般的に、軽度の歯並びの乱れであれば、比較的費用を抑えることができますが、

重度の歯並びの乱れの場合、費用が高くなる傾向があります。

インビザライン治療の費用には、通常、以下のものが含まれます。

初診料・相談料
精密検査料
診断料
アライナー製作料
調整料
保定装置料

インビザライン治療の費用については、事前に歯科医院に見積もりを依頼し、詳細を確認することをおすすめします。また、医療費控除の対象となる場合もありますので、税務署に確認してみると良いでしょう 出典:国税庁

6. Q&A

Q1. インビザラインは、どんな歯並びでも治療できますか?

A1. インビザラインは、軽度から重度まで、さまざまな歯並びの乱れに対応できる矯正治療法です。

しかし、重度の歯並びの乱れや、骨格的な問題がある場合は、インビザラインでの治療が難しい場合があります。治療の可否は、歯科医師による診断が必要です。

Q2. インビザラインの装着時間は、どのくらいですか?

A2. インビザラインは、1日に20時間以上の装着が必要です。装着時間を守らないと、治療期間が長引いたり、治療効果が得られなかったりする可能性があります。

Q3. インビザラインの治療中に、痛みはありますか?

A3. インビザラインは、ワイヤー矯正に比べて、歯にかかる力が穏やかなため、痛みが少ないとされています。しかし、新しいアライナーに交換した直後など、一時的に痛みを感じることがあります。

Q4. インビザラインの治療中に、食事の制限はありますか?

A4. インビザラインは、取り外しが可能なので、食事の制限はほとんどありません。しかし、アライナーを装着したまま飲食すると、虫歯のリスクが高まるため、注意が必要です。

Q5. インビザラインの治療期間は、どのくらいですか?

A5. インビザラインの治療期間は、歯並びの状態によって大きく異なります。軽度の歯並びの乱れであれば、数ヶ月から1年程度で治療が完了することもありますが、重度の歯並びの乱れの場合、2年以上かかることもあります。

7. まとめ

インビザラインは、透明で目立ちにくいマウスピース型矯正装置を使用した、画期的な矯正治療法です。軽度から重度まで、さまざまな歯並びの乱れに対応できる可能性を秘めていますが、その適応範囲は、個々の患者さんの状態によって異なります。

インビザライン治療を検討する際には、メリットとデメリットを十分に理解し、歯科医師と相談した上で、自分に合った治療法を選択することが重要です。

福山市 なかむら歯科クリニック 

トリートメントコーディネーター 坂本

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