予防治療ってどんなことするの?
医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 金谷省吾です。
前回は歯石を取ったりなどの歯周治療についてお話しさせて頂きました。ご自身の歯を大切に使っていくために先生の虫歯の治療と合わせて、歯周治療もさせて下さいね。
今回は、歯茎の状態も落ち着いた、虫歯の治療も終わったあとのお話を少ししていこうと思います。
虫歯の治療も終わり、苦手な歯医者さんに通うのが終わったと思われているかもしれませんが、実はこれからが大事なんです!

これからは患者様によって多少の期間の違いはありますが、予防治療に入っていきます。
え〜、まだ通わないといけなの?と思われるかもしれませんが、とっても大切なことなんです。予防治療と聞くと何されるの?こわそうなイメージを持たれるかもしれませんが、安心して下さい。
みなさんも年に1回、健康診断を受けられると思いますが、定期的なお口の健康診断です。
多くの方が歯石もつき、歯周治療で減らした細菌の数が元に戻る3ヶ月くらいのタイミングで、新しい虫歯はできていないか、お口の中に変わったところはないかを確認します。もし何か変わったことがあれば、早く治療に取り掛かることで、治療期間も治療費も、何よりご自身の大切な歯に対するダメージを小さくできます。

お部屋の掃除も定期的に行ってれば、半年や1年の大掃除が楽になりますよね。そんなイメージです。
お口の中に問題がなければ、リスクとなる歯石やプラーク、着色などを除去して、細菌の住んでる所を洗浄して数を減らします。
お口の中の状態をよくして、また次の定期検診まで安心して過ごしていただければと思います。
いまもし、そういえばしばらくお口の定期検診に行ってないなという方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 金谷省吾
こんにちは。福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 土居です。
みなさんはPMTCってどんな治療か知っていますか?

PMTCとは
P(プロフェッショナル)・・・専門家(歯科衛生士)により
M(メカニカル)・・・専門の器械を使用して
T(トウース)・・・歯を
C(クリーニング)・・・磨きあげる という意味でする。
以前は歯磨きでとれる歯垢と歯垢が固まって器械を使わないと取れない歯石の2つがあるようにされていました。
しかし、この頃ではその中間の成熟したプラーク(歯垢)=バイオフィルムが存在し、歯ブラシでとれないことがわかりました。
この「バイオフィルム」を除去するために、歯科医師や歯科衛生士などの専門家により、さまざまな器具とフッ素入りペーストを用いて、歯の汚れ、つまりバイオフィルム(細菌の塊)を除去する方法を『PMTC』といいます。
30年ほど前に予防歯科先進国のスウェーデンで始まり、現在多くのリサーチに裏付けられて、着実な臨床実績を上げています。
PMTCを行うことで、歯の表面がつるつるして気持ちいいばかりでなく、バイオフィルムを除去することにより、虫歯や歯周病を予防する効果があります。また歯ぐきの腫れ、痛みを抑え、歯の寿命を延ばすことが期待できます。
また、専用に開発された特殊なブラシやゴムのカップなどを使うので、痛みはありません。PMTCの特徴は、爽快感と快適さにあり、施術中に寝てしまわれる方もいらっしゃるほどです。
年齢によって、早すぎたり、遅すぎたりすることはありません。
プロのクリーニングは、いつ始めても一定の予防効果が期待できます。
間隔を決めて定期的に行うことでより清潔なお口の中を目指しましょう!

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター土居