歯ぐきからの出血は異常のサイン?!/子どものころから歯医者に行くと何がいい?

歯ぐきからの出血は異常のサイン?!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です。

歯磨きをするときに歯ぐきから出血することはありますか?

歯ぐきから出血するというのは異常が発生しているサインです。

体や皮膚も怪我などをしない限り出血しませんよね?!

歯ぐきからの出血をあなどってはいけませんよ!

歯磨きのときに出血する原因は主に2つです。

①歯ぐきの炎症(歯肉炎・歯周病)

  磨き残しにより歯垢(プラーク=細菌の塊)が溜まる

     ↓

  細菌が毒素を排出し、歯周組織を傷つけたり歯周組織を破壊をする 

     ↓

  体を細菌の毒素などの攻撃から守るために、歯ぐきの中の毛細血管に白血球や免疫細胞などが集ま

  ってくることで歯ぐきが腫れる

     ↓

  細菌からの攻撃で血管が傷つき、出血する

②擦過傷(すり傷)

歯ブラシやフロス・歯間ブラシなどを過度な力で使用することにより、歯ぐきにすり傷ができ出血する

どちらの理由にせよ、やはり体に異常が起きているサインなのです。

歯ぐきの炎症(歯肉炎・歯周炎)が原因であれば、歯科医院で専門的な歯周治療が必要です。

歯肉炎であれば、原因となる細菌を除去し、適切・丁寧・清潔なセルフケア(ご自身での歯磨き)で改善が見込めます。(その後の定期的な健診・予防治療も重要ですよ!)

歯肉炎が進行し、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて壊れていき、深い歯周ポケットがある状態の歯周病にまで進行してしまうと、1〜2ヶ月ごとなど短いスパンで継続的に歯ぐきの中の細菌を洗浄・除去し、適切・丁寧・清潔なセルフケアで悪化・重症化を予防する治療が必要です。

擦過傷(すり傷)の場合は、磨くときに力を入れすぎていないか?、かたい歯ブラシを使用していないか?、フロスや歯間ブラシの使用方法は適切か?という原因を探り、使用方法やツールを改善することで予防することができます。

歯ぐきからの出血は異常が起きているサインです。

そのまま放置はせず、歯科医院で適切な治療を受けてくださいね!

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小澤

■▢■▢■▢■▢■▢■▢■▢■▢■▢■▢■▢■▢■▢■▢■▢■▢■

子どものころから歯医者に行くと何がいい?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 笠原です。

歯医者さんは、子供を虫歯にさせないために通う場所と思っている親御さんは多いかと思いますが、歯医者さんに早めから通う意味はそれだけではないんです。

小さな頃から定期的に歯科を受診する事は、虫歯予防につながるだけでなく、ほかにもたくさんいいことがあるんです!

ここでは5つのポイントをご紹介いたします。

1.お子さんが歯医者さん好きになる

🦷小さい頃から通う習慣を

小さいうちから歯医者さんに通っていると、「歯医者さんに健診に行くのはあたりまえ」という習慣が自然に身につきます。

虫歯ができてから初めて行くと、慣れない場所や治療にドキドキしてしまうもの。

でも、虫歯のない時期から通っていれば、歯医者さんは“怖いところ”ではなく“楽しいところ”になります。(ガチャガチャやおまけのシールがもらえる歯医者さん、結構あります!)

その気持ちが、大きくなってからも歯を大切にする心につながっていきます。

2.仕上げ磨きが楽になる

🪥親子で楽しく、仕上げみがき

お子さんを虫歯から守るために大切なのが、毎日の仕上げみがき。

でも、痛がったり嫌がったり、なかなかじっとしてくれなかったりして大変ですよね。

そんなときは、どうぞ歯医者さんにご相談ください。

仕上げみがきのコツや、お悩みに合わせたアドバイスをお伝えします。

親御さんの仕上げみがきが上手になると、お子さんも少しずつ安心してくれるようになります。

毎日お風呂で体をきれいにするように、お口の中も同じように清潔に。

笑顔で楽しく、きれいにする習慣を一緒につくっていきましょう。

3. 永久歯が少ないか多くないかを見てもらえる

🦷お子さんの歯の本数をチェックしてみましょう

子どもの永久歯(大人の歯)は、上あご14本・下あご14本のあわせて28本が標準です。

ですが、最近は生まれつき歯の本数が少ないお子さんや、反対に多く生えてくるお子さんも増えてきています。

お子さんの歯があごの骨の中でどのように育っているかは、歯科医院のパノラマレントゲンで調べることができます。

永久歯の数が少なくないか、多すぎないか、一度歯医者さんで確認してもらうと安心ですね。

4.歯の生え替わりがうまくいっているかを見てもらえる

🦷歯の生え変わりを見守りましょう

お子さんの歯の生え変わりは大きなイベントのひとつ。

永久歯がまっすぐ生えないと、乳歯や歯の根に影響することもあります。

安心して生え変わりを迎えるために、歯医者さんで定期的にチェックしてもらいましょう。

5.お口への関心が高まる

🦷小さい頃からのお口の習慣が大切です

小さい頃から自分のお口に向き合うことで、お口への関心が自然に高まります。

それはやがて全身の健康への意識にもつながります。

虫歯予防はもちろん、良い歯並びやお口の機能を育むためにも、定期健診に通い続けることをおすすめします。

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 笠原

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA