ガムピーリングとは?
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です☺
ガムピーリングとは歯ぐきの色素沈着などを薬液やレーザーを使用して除去する治療です。
当院では薬液を使用したガムピーリングを行っています。
歯ぐきの色が黒ずんでいたりすると不健康な印象を与えてしまったり、思いっきり自信を持って歯が見えるくらい笑うことにコンプレックスを持たれる方もいます。
【歯ぐきが黒ずんでしまう原因】
・タバコ(能動喫煙も受動喫煙も含む)
・口呼吸
・紫外線
・刺激的の強い食べ物
・刺激の強いブラッシング など…
日常的な刺激によって歯ぐきの皮膚の下にあるメラノサイトという組織が歯ぐきを守るためにメラニン色素を作り出し、歯ぐきが黒ずんでしまうんです…
また、遺伝的な理由で生まれつきメラニン色素が発生しやすい方もいます。
【治療の仕方】
色素沈着している部分にフェノールという薬液を塗布する

↓
数分置き、無水エタノールという薬液を塗布する
そうすると薬液を塗布した部分がグレー色っぽく変化

↓
この色が変わった部分が、約2日後くらいから皮がめくれてきて1週間程度でキレイなピンク色の歯ぐきに生まれ変わります。

治療の際は薬液を塗布した時に少し痛みがあるのと、治療後は皮がめくれる時とめくれた直後に違和感を感じたり、少し痛みを感じる程度です。
私自身も元々メラニン色素が発生しやすいということと、両親の喫煙によって歯ぐきが色素沈着しており、ホワイトニングをして歯は白くなったのに歯ぐきの黒ずみのせいでどこか口元に自信が持てずにいました…
初めてガムピーリングをして、歯ぐきの色が健康的なピンク色に変わったときの嬉しい気持ちは今でも覚えているくらい変化がありました!
【before】 【after】

もちろん効果が一生続くわけでは無いので、数ヶ月〜数年経過するとまた後戻りして少し黒っぽく変化してきますが、一番最初の状態までは戻らないのでとても満足しています!
今は数年に1回、時間が経過して色味が気になった時に再度ガムピーリングをして歯ぐきの色味をキープするようにしています。
歯ぐきの色味が気になっているという方はぜひ一度ご相談くださいね!
福山市 医療法人幸美会
なかむら歯科クリニック
歯科衛生士 小澤真衣
舌の力とかむ力の大切さ
福山市 引野町なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 石原
【舌圧とは】
舌の力の事です。舌圧を定期的に計測する事で、飲み込み力が落ちてきていないか
確かめる事ができます。
【咬合圧】
噛む力の事です。咬合圧を定期的に計測する事で、噛む力が落ちていないか
確かめる事ができます。
【なぜ舌圧や咬合圧を計測するのか】
実は数年前から歯科業界ではかなりホットな話題となっています。
コロナ禍に「子どものお口ポカン」や「大人の口呼吸」がかなり問題視されていた事はご存じでしょうか?
子どものお口ポカンは、口腔乾燥から起こる”虫歯”や”歯肉炎”のリスクを、グンと高めました
また、大人の口呼吸も同様に、口腔乾燥から起こる”虫歯”や”歯周病の悪化”を引き起こしてしまいます。
そこで、子どもも大人も「舌圧」や「咬合圧」に着目し、国からは現在、歯科への定期的な検査の要望があるのです。
【舌圧、咬合圧が低下するとどうなるのか】
「オーラルフレイル」と言う状態になります。
オーラルフレイルとは口腔機能が衰えてしまい、口や全身機能を低下させてしまう状態で
老化の始まりを示す重要なサインとなっているのです。
(※オーラル(口腔内)フレイル(虚弱)と言う2つの言葉が合わさってできた言葉です。)
口の中の変化(例えば歯の本数の変化)や身体の変化(運動機能の低下など)が重なって
食べる能力の低下や障害にも繋がっていく可能性があります。
オーラルフレイルの状態になってしまうと
いわゆる「寝たきり状態」や「要介護認定」「死亡リスク」が
高くなることが、すでに分かっています。
【どんな検査をするのか】
どちらも数分で完了する検査で、その場で結果がわかる検査です。
舌圧は、小さめの風船くわえていただき、舌で上顎に押し当てる検査です。
咬合圧は、専用の器具を噛んでいただき、徐々に力を入れて噛んでいただく
簡単な検査となっています。
これを定期的に行う事で、口の筋力や飲み込む力を比較していき
口の健康から全身の健康も予防していく事ができます。
また、万が一検査結果が基準値より低かったとしても
日常に取り入れていただきたい、簡単な「訓練」をお伝えできますので
大丈夫です。
一度医師または歯科衛生士までご相談ください。
福山市 引野町なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 石原