こんにちは 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 渡邉です。
歯を抜いた後の注意事項ってご存知ですか?
歯を抜いた後は細菌が入らないように気をつけないといけません。

抜歯を行った場合には以下の点に気をつけましょう。
①飲酒・過激な運動などの血液循環の良くなる行為は避けて下さい。
②傷口を指や舌などで触らないで下さい。
③必要以上にうがいをしないでください。激しくうがいをしてしまうとかさぶたができなくなってしまいます。
④出血がきになる場合は、清潔なガーゼを傷口にあて、圧迫するように20~30分ほど強く噛んでください。
⑤麻酔が切れると、くちびるや舌が痺れてきます。麻酔が切れるまでの時間は2〜3時間程度です。やけどをしたりくちびるの中を噛まないように注意してください。
⑥麻酔が切れて痛みがで出来たら痛み止めを飲んでください。
用量・用法を守ってお飲みください。痛み止め以外の薬は痛くなくても処方された分全てを飲み切ってください。
⑦食事の際は患部を刺激しないように注意し、反対側で噛んでください。
刺激乃強い食べ物・飲み物も控えてください。
⑧傷の部分や麻酔針を刺した部分に数日してから、口内炎ができることがあります。
時間が経てば治りますが、痛みが強い場合は軟膏を塗布しますので、お知らせください。
⑨下あごの奥歯の抜歯の場合には、口が一週間ほど開けにくい場合があります。
その際には安静にして食事は軟らかい物をお取り下さい。
➉縫った糸は傷が治ってくると緩んで取れやすくなりますが、一部または全部取れても心配ありません。
次回の診療から傷口が正常に回復に向かっているかを確認し、洗浄処置と貼薬を致します。
傷口を糸で縫った方は一週間後に抜糸しますので忘れずにお越しください。

ご不明な点がありましたらお気軽にスタッフにお声がけくださいね。
福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 渡邉
オーラルフレイル
福山市 引野町なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 石原
【舌圧とは】
舌の力の事です。舌圧を定期的に計測する事で、飲み込み力が落ちてきていないか
確かめる事ができます。
【咬合圧】
噛む力の事です。咬合圧を定期的に計測する事で、噛む力が落ちていないか
確かめる事ができます。
【なぜ舌圧や咬合圧を計測するのか】
実は数年前から歯科業界ではかなりホットな話題となっています。
コロナ禍に「子どものお口ポカン」や「大人の口呼吸」がかなり問題視されていた事はご存じでしょうか?
子どものお口ポカンは、口腔乾燥から起こる”虫歯”や”歯肉炎”のリスクを、グンと高めました
また、大人の口呼吸も同様に、口腔乾燥から起こる”虫歯”や”歯周病の悪化”を引き起こしてしまいます。
そこで、子どもも大人も「舌圧」や「咬合圧」に着目し、国からは現在、歯科への定期的な検査の要望があるのです。
【舌圧、咬合圧が低下するとどうなるのか】
「オーラルフレイル」と言う状態になります。
オーラルフレイルとは口腔機能が衰えてしまい、口や全身機能を低下させてしまう状態で
老化の始まりを示す重要なサインとなっているのです。
(※オーラル(口腔内)フレイル(虚弱)と言う2つの言葉が合わさってできた言葉です。)
口の中の変化(例えば歯の本数の変化)や身体の変化(運動機能の低下など)が重なって
食べる能力の低下や障害にも繋がっていく可能性があります。
オーラルフレイルの状態になってしまうと
いわゆる「寝たきり状態」や「要介護認定」「死亡リスク」が
高くなることが、すでに分かっています。
【どんな検査をするのか】
どちらも数分で完了する検査で、その場で結果がわかる検査です。
舌圧は、小さめの風船くわえていただき、舌で上顎に押し当てる検査です。
咬合圧は、専用の器具を噛んでいただき、徐々に力を入れて噛んでいただく
簡単な検査となっています。
これを定期的に行う事で、口の筋力や飲み込む力を比較していき
口の健康から全身の健康も予防していく事ができます。
また、万が一検査結果が基準値より低かったとしても
日常に取り入れていただきたい、簡単な「訓練」をお伝えできますので
大丈夫です。
一度医師または歯科衛生士までご相談ください。
福山市 引野町なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 石原