シーラントってなに?/食事コントロール

福山市 幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 藤井

こんにちは。シーラントという言葉を聞いたことがありますか。

シーラントとは、虫歯予防のための処置で、奥歯の溝を虫歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋めてしまうことで虫歯予防を行う方法です。

簡単な処置で歯を削る必要がなく、歯への負担の少ない方法になります。

特に生えたばかりの歯や、歯磨きでは届きにくい溝が深くて複雑な奥歯に効果的です。

とはいえ、シーラントをしたとしても虫歯になりにくくなるだけで毎日の歯磨きなしでは虫歯はなってしまいます。

なので、シーラントをした後もおうちでしっかりと鏡を見て、歯を磨いてください。

また、シーラントは4〜12ヶ月で自然取れやすくなるため3〜4ヶ月ごとに検診して、定期的に確認してやり直す必要があります。

定期的な検診でご自身の大切な歯を虫歯から守りましょう。

福山市 幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 藤井

福山市 幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 中川

なかむら歯科クリニックでは、正しい歯磨きのやり方に加え、食事コントロールについても指導しています。なぜ、食事コントロールが大切なのか、ステファンカーブと呼ばれるグラフをもとに説明していきたいと思います。

上の図のものがステファンカーブと呼ばれるグラフです。朝・昼・夜に規則正しす食事をとった場合に、口腔内のph(ペーハー:酸性、アルカリ性の程度を示す値)の移り変わりを表すと、上の図のようなグラフができます。

最初は正常値だった口腔内が、朝食後は急激に酸性になり、お昼になるにしたがってまた正常値に戻ります。そしてまた、昼食後は酸性になり、時間とともに正常値に戻るといった具合になっていると思います。

つまり、食事をとると口腔内は急激に酸性になります。だいたい、ph5.4以下になると歯が溶けはじめると言われていますので、食事をとった後しばらくは、口腔内酸で歯が溶けているということになります。

しかし、唾液には口腔内をアルカリ性へと引き戻す性質があり、溶けはじめた歯の表面を再石炭灰化する力を持ち合わせています。

暖衝能の力にも個人差がありまた、唾液が多い人ほど虫歯になりにくいと言われてています。

虫歯予防をするための方法を最後にまとめておきたいと思います。

1つ目

朝・昼・夜の決まった時間に規則正しい食事をとり、できるだけ間食をしない。

2つ目

間食をする際は、だらだらと長い時間食べるようなことはせず、短時間で1度に済ませる。

飲食回数を減らすことで、phの低下時間が減り虫歯になりなりにくくなります。

3つ目

就寝中は唾液の量が少なくなり、暖衝能も弱くなるので、寝る前は何も食べないようにする。

4つ目

歯磨きは食事後30分以内に行う。

今ある歯を長く使っていきましょう!

福山市 幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 中川