口臭/親知らずはなぜ抜いたほうがいいの?

口臭

こんにちは!福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 

歯科衛生士 川上です。

皆さんは、毎日歯磨きをしていても口臭がすることはありませんか?

マスクをする機会も多いので、マスクの中の臭いも気になることもあるのではないでしょうか。

口臭は、生活習慣や体内環境などによって、臭いの有無や種類が大きく左右します。

・生理的口臭

健康状態や年齢性別に関わりなく起こるのが特徴です。

(飲食、舌苔の堆積、強いストレスや睡眠による口腔乾燥、喫煙、加齢、女性ホルモン)

・病的口臭

慢性的な問題を及んでおり、他人からするとかなり強い臭いである場合が多いが、病気によるものゆえ、本人の自覚症状がない場合も多い。

(虫歯や歯周病などの細菌の繁殖、慢性鼻炎、蓄膿症、慢性気管支炎、胃潰瘍、肝炎、糖尿病)

そのほか、薬品くさい臭い、二日酔いのような臭い、甘ったるい臭いを指摘された場合は病気が潜んでいる可能性があります。

ご自宅で口臭の予防をするために効果的なのが、舌ブラシです!

舌についている汚れを取ると、口臭改善に繋がります。

自分では自覚しづらく、気づきにくいこともあると思うので、ご家族に聞いたり、お近くの歯医者さんでご相談してみてください!

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上

親知らずはなぜ抜いたほうがいいの?

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 坂本です。

親知らずが疲れた時にうずく、親知らずが埋まっている所の歯茎が腫れている…

こんな経験が皆さんありませんか?

骨の中で横向きに埋まっている親知らず、あるいは傾斜して生えている親知らずは、

生えようとして隣の奥歯を押して傷めたり、隣の歯との隙間にプラークを溜め込んで虫歯や歯周病を起こすリスクがあります。

まっすぐ正常に生えているなら通常抜く必要はないですが、まっすぐ生えていたとしても噛み合う相手がいなければ、親知らずが噛み合う相手を求めて伸びてくる可能性があり、嚙み合わせが悪くなるような場合もあります。

「将来トラブルが起きる」と歯科で指摘されているのであれば、遅くならないうちに抜くことをお勧めします。

騙し騙し過ごしているうちに、親知らずが原因の虫歯や歯周病で、治療が手遅れになるほど隣の歯が傷んでしまったり、歯並びが変わり奥歯で噛めなくなったり…

歯茎から舌の下、頬や首へと炎症が広がって蜂窩織炎(ほうかしきえん)を起こし、入院が必要になるなんてこともあります!

親知らずのトラブルは、周りの歯茎が腫れるだけではありません。

問題のある親知らずを放置するとどんなトラブルが起こるのかを是非知って頂きたいと思います。

そして、深刻な状態になる前に親知らずを抜き、お口の中から炎症の火種を取り除いて、ご自身のお口と身体の健康を守って下さいね!

実は、年を重ねると、歯と顎の骨の癒着が起きやすく、そうなると抜くのはとても大変です。なるべく若く体力のあるうちに抜かれることをおすすめします!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 坂本

ひび割れ(クラック)・インプラントも『歯周病』になる!

ひび割れ(クラック)

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上です!

皆さんは歯がひび割れてくることをご存知でしょうか?

年齢を重ねると、歯もお肌と同じように水分量が減り、歯に粘り気が無くなって しまう結果、食事や夜間の食いしばりによって、 ある日突然歯が欠けたり、ひび割れ(クラック)を起こす場合があります!

ひび割れることによって、歯に痛みを感じたり、冷たいものがしみるようになります。

ピリッと神経に触るような痛みの経験はありますか?

そういった、ひび割れを防ぐために、対策として ”マウスピース” をお勧めしています。

夜間の歯ぎしり、食いしばりが強い方は、装置が壊れやすいこともあります。 また、装着時の違和感に慣れるまで時間がかかるという欠点もあります。

ですが、もし装置をしていなかったら、自分の歯にダメージが加わっていたかも?! と思うと、少し怖いですよね・・・

摩耗で破れてしまったり、壊れても、作り直しは可能です!

マウスピースの厚さも、2mmと3mmがあります。

2mmだと、装着時の違和感が少ないことがメリットで、 3mmだと、破れにくかったり、壊れにくかったりすることがメリットです!

ご自身の歯を守るためにも、マウスピースは大切ですよ♪

詳しくはスタッフまでお気軽にお尋ねください。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上

インプラントも『歯周病』になる!

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーターの坂本です。

突然ですが、失った歯にインプラント治療を受けられた方、その後も歯科医院への定期受診を続けていらっしゃるでしょうか。

歯科ではインプラント治療を行う際に、治療後もメンテナンスに欠かさず通っていただくようにご説明しています。しかし、何年か経つうちに、「痛みがないから」「違和感がないから」と段々と足が向かなくなってしまう方も、残念ながら少なくないのです。

インプラントは、噛むところから歯の根に当たる部分まで、完全なる人工物です。そのため、インプラント自体は細菌に強いです。

しかし、インプラントが埋まっている周りの歯茎は別で、天然歯と同じように、歯周病(「インプラント周囲炎」といいます)になる恐れがあります。

天然歯に起こる歯周病と、インプラントに起こる歯周病。どちらも犯人はプラーク(細菌のかたまり)であることは変わりありません。

歯周病は、歯の根元周囲に付着した細菌が、まず歯ぐきを炎症させて腫れや出血を起こします。いわゆる「歯周炎」です。これが悪化すると、顎の骨が溶けてなくなる歯周病となるのは、皆さんもよくご存知だと思います。

インプラントの歯周病も、進行の仕方は似ています。インプラントに付着したプラークがその周りの歯茎を炎症させて、腫れや出血を起こします。

これは専門的には「インプラント周囲粘膜炎」といいます。そして悪化すると、顎の骨にも炎症が及ぶ「インプラント周囲炎」となります。周囲炎が進むと、骨が失われて、インプラントは抜けてしまいます。

顎の骨が失われる点は共通していますが、歯周病では、実は炎症は骨には及んでいません。炎症と骨の間には常に歯ぐきがあって、細菌が骨の内部に入り込まないよう防波堤となっているのです(骨の消失に合わせて歯茎も下がっていきます)。

しかしインプラント周囲炎では、骨の内部に細菌が入り込み炎症が起きています。いわば骨炎や骨髄炎と同じです。

すなわち周囲炎は、インプラントを失いかねないだけでなく、生体にもより危険な状態といえます。

患者さんが異常を感じてから歯科へ来ていただいても、対応が難しいことが多く、悪くなればインプラントが抜けてしまうことにもなりかねません。

健康のためにせっかくお金をかけて入れたインプラントを守るためにも、ぜひ定期的なメンテナンスへお越しください!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 坂本