こんにちは 福山市 引野町 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 森岡です
虫歯には今すぐ治療が必要な歯と、進行予防をして様子見ができるものがあります。
様子見できるものとは、初期虫歯と言い、歯の表面が酸で一度溶けてしまっているが穴の空いてない状態のことです。一度溶けてしまっても、唾液の成分により溶けるのを止められれば穴が空かずに済みます。
しかし、溶ける状態が続くと歯に穴が空いてしまって、虫歯となります。
虫歯を止める鍵となるのは、フッ素になります。
フッ素には、再石灰化と言い歯を強くしてくれる効果があります。自宅での(セルフケア)ブラッシング時にはフッ素配合の歯磨き粉を使用しましょう。
歯磨き粉には1500ppmまでフッ素を入れても良いので、1番フッ素の濃度が高い歯磨きを使用して磨きましょう。
歯科医院で塗れるフッ素の濃度は9000ppmのため、歯磨き粉に入っている濃度と比べると
何倍も多く入っているので、定期的に塗ってもらうとさらに効果が高まります。
さらに進行を予防するためには、間食に注意したり、
キシリトールのガムやグミを噛んで唾液をたくさん出すなどたくさんの方法があります。

そして、一番大切なのが歯医者さんでの定期的な検診です。
虫歯の早期発見や、毎日のセルフケアのモチベーションを高めお口の健康を維持してくれる効果もあります。
初期虫歯は変化が分かりにくく、目で見てはっきりとはわかりません。
健康な歯を維持するには、初期の段階でくとめることが大切なので、歯医者さんの検診を欠かさずにしましょう。

福山市 引野町 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 森岡
間食はダラダラ食べてませんか?
福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽
こんにちは!お子さんの中には夏休みに入っている方も多いのではないでしょうか?
夏休み危険です!おやつやジュース好きな時間に好きなだけ食べてたりしませんか?
間食をダラダラとることは虫歯になりやすくなるんです!
そこで重要なのが食事コントロールです。

これはステファンカーブと呼ばれるグラフです。
朝、昼、夜に規則正しく食事を取った場合の、口腔内のph(ペーハー:酸性、アルカリ性の程度を示す値)の移り変わりを表すと上記のようなグラフになります。
最初は弱アルカリ性(正常値)だった口腔内が、朝食事をとると急激に酸性になり、お昼になるにしたがってまた弱アルカリ性へと戻す。そして、また昼食を取ると酸性になり、また時間と共に弱アルカリ性に戻るといった具合になっています。
つまり、食事をとると口の中は急激に酸性になります。だいたい、ph5.4以下になると歯が溶け始めると言われていますので、食事を取った後は、しばらくの間、口の中は酸で歯が溶けている状態ということになります。
しかし、唾液には口の中をアルカリ性へと引き戻す性質があり、溶け始めた歯の表面を再石灰化する力も持ち合わせています。グラフをみると唾液の力により時間と共に酸性になった口の中がアルカリ性へと戻っていくのがわかります。

こちらは朝、昼、夜の決まった食事以外におやつなどの間食をしてしまった場合のグラフです。
何度も間食をすることにより、ph⒌4を下回る回数が多くなっています。弱酸性に戻る時間がなく、歯が溶け始め虫歯になりやくなるのです。
この原理により、間食は1日1回だけにしたり、決まった時間に食べるなどルール決めがポイントとなります!
今一度間食を見直して、虫歯になりにくい環境を作りましょう!
福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽