医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 金谷省吾です。
みなさん、リラックスしてる時お口閉じれてますか?上下の唇が閉じてますか?
なんでこんな質問をお聞きしたかというと、お子様も大人の方も無意識にお口が閉じきれてない方が増えてるからなんです。

なぜ、お口が閉じきれてないといけないのでしょうか?
お口の中は普段、唾液の効果である程度乾燥から守られてます。しかし、お口が閉じきれてないと乾燥が進んでしまいます。
お口の中が乾燥するとなにが起こるのでしょうか?
まず、歯の表面が乾燥することにより着色などが付きやすくなります。着色自体は(見た目的なものは別にして)悪いものではありませんが、それを足がかりにして歯垢や歯石が付きやすくなり、虫歯菌や歯周病菌の住処となります。
また、口臭などの原因にも繋がってしまいます。
ではどうしたら良いのでしょうか?
お口を閉じきれていない原因には、鼻が詰まってるなどの病気を除けば、お口の周りの筋肉が弱いことも考えられます。ですので、お口の周りの筋肉をトレーニングしてみましょう。
どうするのかというと、お口の中から圧をかけながら口を閉じ続けます。
例えば、ほっぺを大きく膨らませてお口を閉じ続ける、風船を膨らませた状態をキープするなどです。
昔、よく駄菓子屋さんとかで売られていた吹いたら伸びる笛などもお子様なら楽しく遊びながらトレーニングできるかもしれませんね

また、お口を閉じるという意識づけも大事になりますので、お子様のお口が開いていたら「お口閉じようね」と声かけしてみてあげてください。
お口を閉じて、虫歯や口臭などのリスクを下げましょうね。

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 金谷省吾
こんにちは。福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 土居です。
みなさんは口腔機能低下症をご存知ですか?

歳をとるとお口の状態に問題が生じやすくなります。
それにより、例えば食べたいものが食べられなくなり、食事の栄養バランスが偏り低栄養につながったりとお口の健康だけではなく身体全体の健康にまで影響を及ぼします。
豊かな食事と健やかで充実した生活を送るためにも口腔機能低下症を予防したり改善したりすることがとても大切です。
その為に、お家でもできる予防や改善方法をご紹介したいと思います!
①口腔衛生状態の改善
お口の中の衛生状態を改善することで、誤嚥性肺炎などの予防にも繋がります。
1日2回以上歯ブラシをし、しっかりうがいを行ない、フロスや舌ブラシのぜひ活用みてしてください。
ぶくぶくうがいをしっかり行い義歯などの汚れも落としましょう。
②口腔乾燥の改善
お口をよく動かすようにし水分補給やうがいを適切に行いましょう。
唾液腺マッサージ、薬局にも売っているお口の保湿剤などを行いお口の中に潤いを持たせることで口臭や、虫歯などの予防にも繋がります。
③咬合力の維持改善
噛み合わせを治したり、歯ごたえのあるもの(干し芋、スルメイカ、ドライフルーツ)などの歯ごたえのある物を食べて噛む筋力を衰えさせないようトレーニングをしてあげることで自分の食べたいものを食べ続けることが出来ます。
④舌や唇を動かす
家族や友達とおしゃべりする機会を増やしたり早口言葉や滑舌の練習をすることで筋力を維持することができ、食べ物をしっかり飲み込む事ができます。
また、唇や頬の力を吹き戻し笛などで鍛えることもおすすめです。
⑤舌の位置の改善
今舌の位置が上顎についていない方は、舌で左右の頬を押す舌の筋トレをしてみてください。
⑥咀嚼機能の維持改善
早食いを控え一口に20〜30回噛むようにしましょう。
⑦嚥下機能の維持改善
しっかりと深呼吸を行い呼吸の力を鍛えましょう。
これらのことはお家でも簡単にできると思います。
ご自身の気になるところだけでも改善できるようおうちで実践してみてくださいね。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 土居