口腔機能低下症について知っていますか?/子どもの歯を守るためのできることを知っていますか?

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付の兼藤です。

口腔機能低下症とは加齢や病気などによりお口の様々な機能が低下した状態を言います。

主な症状としては、食べにくい、飲み込みにくい、食事に時間がかかる、硬い物を避けてしまうなど、食事を十分に楽しむことが出来なくなってしまいます。

これを放置してしまうと食欲低下による栄養不足につながったり、誤嚥性肺炎のリスクが高まってしまいます。

これらを予防するには、まずご自身のお口の状態を知っていただきどのように予防・改善していくかが重要です。

そこで当院では口腔機能低下症の検査を7項目実施しています。

①口腔衛生状態不良→お口の中に汚れがたまった状態を言います

 舌の汚れを清掃しましょう

②口腔乾燥→唾液の分泌量が低下し口の中が以上に乾燥している事

 唾液腺マッサージを1日3回行いましょう

③咬合力低下→物をかむ力が低下している状態

 咬む筋力を鍛えましょう

④舌口唇運動機能低下→話しにくさや食べこぼしの増加と言った症状が現れる状態

 家族や友人とおしゃべりする機会を増やしましょう

⑤低舌圧→舌が上あごを押し付ける力が弱くなった状態

 舌の筋力を鍛えましょう

⑥咀嚼機能低下→噛む力が弱まる事

 一口に20~30回噛むことを心がけましょう

⑦嚥下機能低下→食べ物をうまく飲み込めない状態

 飲み込みの力を鍛えましょう

この検査のうち三つ以上当てはまると口腔機能低下症と診断されます。

こうした検査を受け自分の口の状態を知り、元気な口で豊かな食事と健やかな生活を送れるようにしていきましょう。

子どもの歯を守るためにできることを知っていますか?

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の三宅です。

子どもの歯が虫歯になると歯並びが悪くなったり、大人の歯の形成を邪魔したり悪い影響を引き起こしてしまいます。では、親としてどんなことが出来るでしょうか?

子どもの歯と大人の歯の違い

乳歯は歯の表面(エナメル質)が永久歯の半分くらいしかないため虫歯がすぐ進行してしまいます。また歯の中心にある神経が大きいため、虫歯になるとすぐ神経に達し痛みが出やすいです。

虫歯などにより乳歯を早く失うと、永久歯が生えるスペースがなくなり歯並びが悪くなることがあります。

虫歯の原因

①食生活

甘いお菓子・ジュースに含まれる砂糖が口の中に長く残ると虫歯菌が酸を出し続け歯を溶かします。

②歯磨き不足

子供はゴシゴシと力いっぱい大きく歯ブラシを動かしがちのため汚れが落としきれてないことが多いです。

子どもの虫歯を防ぐためにできること

①ダラダラ食べをやめる

おやつは時間を決めて1度にまとめて食べましょう。特に寝る前の摂取はリスク大です。

②毎日の歯磨き+仕上げ磨き

小学校低学年までは保護者の仕上げ磨きが必須です。歯と歯茎のキワや歯と歯の間を意識してチェックしましょう。

③定期健診を受ける

3か月に1回の定期健診で早期発見・予防が可能です。シーラント(奥歯の溝は虫歯になりやすいため樹脂で塞ぐ)やフッ素を塗布してもらい歯を強くすることでむし歯になりにくくなります。

毎日の食生活や歯磨き、定期健診でしっかり歯を守ることが出来ます。早いうちから虫歯予防の習慣を育てていきましょう。

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 三宅