フロスでの清掃をしていますか?/口腔機能低下症とは

フロスでの清掃をしていますか?

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小林 理香

毎日する歯磨きはもちろんされていると思いますが、皆さんはフロスでの清掃はしていますか?

歯と歯の隣接する場所に細菌は付いたままではないですか

そのまま放置しておくと、虫歯や歯周病に罹患してしまうリスクが高まります

そうならないためには、フロスを使い予防していきましょう

本日は、ルシェロフロスのご紹介をさせてもらいます

こちらが、ルシェロフロスになります

「その1」

髪の毛の約1/100の細さの極細繊維である、マイクロファイバーを採用

約1400本という豊富な繊維数で次々と歯面のプラークを強力に取り除きます

「その2」

プラークを繊維内にからめる取る、くさび状エッジ

一般的なデンタルフロスは繊維の断面はエッジのついたくさび状。

プラークを繊維からしっかりからめ取り、除去します

「その3」

高い吸収力によるプラークの吸着

マイクロファイバーには繊維の間に多くの空間があるため、毛細血管現象によって唾液とともに

プラークをフロス内へ吸着する効果が期待できます

「その4」

歯ぐきに優しい

カラーは4種類ありどれもかわいいですよ

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福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小林 理香

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口腔機能低下症

福山市 引野町なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 石原

口腔機能低下症とは、お口の機能が下がってしまい「嚥下(飲み込み)」「咀嚼(かむ事)」

等に問題をきたす状態となります。

【舌圧とは】
舌の力の事です。舌圧を定期的に計測する事で、飲み込み力が落ちてきていないか
確かめる事ができます。

【咬合圧】
噛む力の事です。咬合圧を定期的に計測する事で、噛む力が落ちていないか
確かめる事ができます。

【なぜ舌圧や咬合圧を計測するのか】
実は数年前から歯科業界ではかなりホットな話題となっています。
コロナ禍に「子どものお口ポカン」や「大人の口呼吸」がかなり問題視されていた事はご存じでしょうか?

子どものお口ポカンは、口腔乾燥から起こる”虫歯”や”歯肉炎”のリスクを、グンと高めました
また、大人の口呼吸も同様に、口腔乾燥から起こる”虫歯”や”歯周病の悪化”を引き起こしてしまいます。

そこで、子どもも大人も「舌圧」や「咬合圧」に着目し、国からは現在、歯科への定期的な検査の要望があるのです。

【舌圧、咬合圧が低下するとどうなるのか】
「オーラルフレイル」と言う状態になります。
オーラルフレイルとは口腔機能が衰えてしまい、口や全身機能を低下させてしまう状態で
老化の始まりを示す重要なサインとなっているのです。
(※オーラル(口腔内)フレイル(虚弱)と言う2つの言葉が合わさってできた言葉です。)

口の中の変化(例えば歯の本数の変化)や身体の変化(運動機能の低下など)が重なって
食べる能力の低下や障害にも繋がっていく可能性があります。

オーラルフレイルの状態になってしまうと

いわゆる「寝たきり状態」や「要介護認定」「死亡リスク」が
高くなることが、すでに分かっています。

【どんな検査をするのか】
どちらも数分で完了する検査で、その場で結果がわかります。
舌圧は、小さめの風船くわえていただき、舌で上顎に押し当てる検査です。

咬合圧は、専用の器具を噛んでいただき、徐々に力を入れて噛んでいただく
簡単な検査となっています。

これを定期的に行う事で、口の筋力や飲み込む力を比較していき
口の健康から全身の健康も予防していく事ができます。

また、万が一検査結果が基準値より低かったとしても
日常に取り入れていただきやすい、簡単な「訓練」をお伝えできますので
大丈夫です。

一度医師または歯科衛生士までご相談ください。

福山市 引野町なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 石原