プロフェッショナルケアはなぜ必要なの?/赤ちゃんのお口の健康って?

プロフェッショナルケアはなぜ必要なの?

こんにちは 福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーターの卜部です。

皆さんは歯科のプロフェッショナルによるケアがなぜ必要かご存知ですか?

適切な歯磨きや、甘いものをダラダラ食べたりしない良い生活習慣、そしてフッ素配合の歯磨き剤やフッ素塗布などで積極的に活用していればほとんどの虫歯は防ぐことができます。

また、歯周ポケットがそれほど深くなければ、適切な歯磨きによて歯周病による炎症も防ぐことができます。

しかし、それほど単純にいかないのが虫歯や歯周病の予防なのです。

歯に深い溝があると、歯ブラシの毛先は届かず、溝にプラークがたまるといくら歯磨きを頑張っても虫歯になってしまうのです。

また、深い歯周ポケットの奥も、歯ブラシの毛先、フロス、歯間ブラシも届かない場所なのです。

そして一度歯周ポケットが出来てしまうと元通りにはなりません。

ちなみに歯周ポケットとは歯周病の炎症で歯ぐきが歯からかがれてできる炎症のことです。

それを放置してしまうと歯周病の火種となり、症状が悪化する原因になってしまうのです。

歯科のプロフェッショナルのクリーニングによってプラークを徹底的に除去すると、3~4カ月程度、歯周病菌の勢いを抑えることができます。

定期的に歯科医院に通い、プロフェッショナル・クリーニングを受け予防していきましょう。

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 卜部

赤ちゃんのお口の健康って?

こんにちは!福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽です。

今回は赤ちゃんのお口の健康についてお伝えいたします。

まず、赤ちゃんはいつから歯が生えるかご存知ですか?

生まれたばかりの赤ちゃんにはまだ歯が生えておらず、おおむね生後6か月たつと下の歯が生えてきます。

ここで知っていただきたいのが、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中に虫歯菌や歯周病菌は存在しないということです。

ではなぜ虫歯になるのでしょうか?

その原因は親からの唾液を介しての感染だと言われています。

たとえば、赤ちゃんへの食べ物の口移しのほかに、お母さんが味見をしたスプーンで直接食べ物を赤ちゃんのお口に運ぶことにより、唾液感染してしまうのです。

そして、お母さんのお口の中の細菌層が赤ちゃんのお口の中の細菌層の形成につながります。

しかし、いくら気を付けてもいつかは何らかの経路で感染してしまいます。

大切なことは。お母さん・お父さんのお口の中に虫歯や歯周病を作らないことです。

むし歯や歯周病の兆候があったり、すでに罹患している場合は放置せず速やかに歯科受診しましょう。

もちろん出産前に直しておくのが理想です!

赤ちゃんの歯がはえてきたら歯磨きの練習を始めましょう。

まず、歯ぐきから先端が見え始めたら歯ブラシをお口の中に入れる練習をしてみましょう。

最初は入れるだけで赤ちゃんが歯ブラシに慣れてもらうようにする練習なのでゴシゴシする必要はありません。

嫌がらずに歯ブラシをいれることができたらすこしずつブラッシングしていきましょう。

最初は人差し指にガーゼを巻き付けてそっと歯の先端や、周りの歯ぐきを拭い取ってあげる方法でもかまいません。

以上の方法でお子様のお口の中の健康を維持しましょう!!

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽

歯石って何?/酸蝕症は大丈夫?

歯石って何?

こんにちは 福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 清水です。

皆さん歯石をご存知ですか?

歯石とは、歯垢が石灰化して固くなったものを言います。

歯垢が長時間歯の表面についていると唾液に含まれるカルシウムやリンによって石灰化してしまいます。

普段の歯磨きでは除去することができません。

歯石は表面が荒れている為、細菌が付着・増殖しやすく、歯周病などの原因になります。

また、歯石には、歯肉より上に付着している「歯肉縁上歯石」と歯肉より下に付着している「歯肉縁下歯石」があります。

「歯肉縁上歯石」は黄白色で歯肉縁下歯石より柔らかく、付着しているところが肉眼で確認することできます。

超音波スケーラーと言われる水が出る機械で除去していきます。

「歯肉縁下歯石」は黒褐色とても硬く、歯肉の下に付着しているため肉眼では確認することができません。

硬くこびりついているためそれぞれの歯の形、場所に合わせた特殊な器具を用い、一本一本丁寧に除去していきます。

歯肉縁下歯石は肉眼で確認することができないため、専用の器具での触診や詳しいレントゲンを撮影し、どこに歯石が付着しているか確認が必要です。

また、歯肉に炎症があると歯石除去の際に強い痛みを感じる方もおられるため希望された場合は局所麻酔を行うこともあります。

歯石の付着は歯周病の原因となるため、こまめに歯科医院で歯石除去を行い歯周病予防をして行く事をおすすめします。

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 清水

酸蝕症は大丈夫?

こんにちは 福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 卜部です。

みなさんは酸蝕症という言葉をご存知ですか?

酸蝕症とは酸の強い飲食物を習慣的に摂取したり、胃酸が口へ逆流することによって歯のカルシウムが溶けてしまう病気の事なんです。

むし歯と何が違うのかと言うと、虫歯はプラークに潜む虫歯菌の出す酸によって歯が溶ける病気です。

それに対し酸蝕症は、口に入ってきた酸に触れた歯全体が溶けるため影響は広範囲です。

酸蝕症での対処で最も重要なのは早期発見と原因の除去、食習慣の改善などが必須です。

しかし、酸蝕症の菌はつやがあり、一見きれいなため特に痛みがなく自分では気づかないことが多いのです。

普通に食事をしているぶんにはすっぱいものを食べても唾液が中和してくれるので問題が起きることはありません。

しかし、スポーツ中は口の中がカラカラで唾液に守られていないため歯が酸をかぶりこれが繰り返されると酸蝕症になってしまいます。

スポーツ中の酸性の飲み物と言えばスポーツドリンク。それに加えて最近人気なエナジージェル。

これらの中にはクエン酸などの成分が入っているため気を付ける必要があります。

酸蝕症を止め、歯を守るためには何といっても酸蝕の原因を特定し、早期に習慣的な摂取を止める事です。

酸の力はとても強いため、習慣的に摂りながら歯を守るのは簡単ではありませんが、予防策を何重にも講じることが大切です。

それは、フッ素配合の歯磨き剤で朝晩歯磨き、寝る前にはフッ素洗口。そして、定期的に歯科医院でフッ素塗布・経過観察を受ける事です。

歯科のプロの手を借りて一緒に頑張りましょう。

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター卜部

キーンとしみる理由って?/歯磨きが大事って本当?

キーンとしみる理由って?

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達です。

皆さん、冷たいアイスクリームや冷たい飲み物を口にしたとき、歯がキーンとすることないですか?

理由として主に有名で知られているのが、「知覚過敏」であると思います。

知覚過敏とは歯ぐき下がりやすり減りで象牙質が露出することが原因です。

なぜ露出するかと言うと、歯を断面でみると、中心に歯髄があり、それを覆うように象牙質とエナメル質があります。

歯髄はいわゆる「歯の神経」のことで、血管や神経から成り立っています。

歯ぎしりでエナメル質の表面がすり減ったり、歯周病や過度の歯磨きなどで歯ぐきが下がると、いままで隠れていた象牙質がむき出しになります。

「しみるだけ」甘く見てはだめです!

歯がしみる症状は、知覚過敏のほか、虫歯や歯周病、すり減りなどトラブルが起きている兆候のことがあるので注意が必要です。

歯周病が進行すると、歯の周りの骨が減り、歯ぐきが下がってきます。そして根の象牙質が露出します。

すり減りは、歯ぎしりや過度の力で歯磨きをするとエナメル質がすり減ります。

その後化にも歯のひび割れや酸蝕症、再発虫歯などさまざまあります。

人生100年時代と言われている中で、1本1本のはがとても大事になってきます。

日頃の意識と予防ですべての歯を残せるように一緒に頑張りましょう♪

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達

歯磨きが大事って本当?

こんにちは 福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター卜部です。

皆さんは歯磨きがどれだけ大事か考えたことはありますか?

実は歯磨きも立派な治療なんです。

知覚過敏の治療において食生活の改善と並んで第一選択になるのが歯磨きなんです。

その中でも重要なのが歯磨き剤の成分です。

一つ目は皆さんご存知のフッ素です。

フッ素を塗ることでフッ素の作用が石灰化物というものを沈着させて層を作り、管を少しずつ封鎖します。

二つ目は硝酸カリウムです。

これは神経の反応=知覚を鈍麻する薬剤として、知覚過敏治療の塗布剤としても使われている成分です。

これら二つが入った歯磨き剤を使い続けてもらい、知覚過敏の症状が改善するか見ていくことになります。

歯を磨く磨き方としては、できるだけ長い時間、歯磨き剤がお口の中にある状態を作ることが大切なんです。

最低三分は歯磨きをし、すすぎは一回にしましょう。

また、歯ブラシは毛先が柔らかいものがおすすめです。

硬い歯ブラシを使って磨くと、過剰な力が加わり歯を傷めて知覚過敏が悪化してしまいます。

歯磨き時に力が入ってしまい、それが歯や歯ぐきを傷めている方も多いのです。

知覚過敏が悪化しないためにも歯磨き指導を受けてみましょう!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター卜部

歯の神経の生き死に、どう判断する?/食いしばる力から歯を守るには?

歯の神経の生き死に、どう判断する?

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達です。

皆さんは、冷たいものがしみたりとか噛むと痛い。などの経験ありませんか?

これは、もしかすると虫歯が神経にまで広がってしまったとき、歯を救う最後の手段となる「歯の根の治療」が必要となるかもしれません。

実は、根の治療はとても難易度は高く、大変な技術と労力を要する治療なんです。

まず、歯の神経が生きているか死んでいるか調べるとき、どんな検査をする?

1,たたく 2,冷やす 3,電気ショック 

打診では、たたいて反応を診ます。痛みのある歯をピンセットなどの後端でコツコツとたたきます。

その歯と反対側にある、痛くないほうの歯もたたいて痛みの程度を比較します。

たたいて痛ければ、「歯髄が死んでいる可能性がある」と考えられます。

次に、温度刺激の検査では、冷却スプレーを吹きかけた綿球をピンセットでつまんで歯の根元まわりに当てて患者さんの反応を診ます。

歯髄が生きているのであれば「冷たい!」となるのですが、歯髄が死んでいるなら異常な痛みを感じるか、もしくはほとんど感じないことが多いです。

電気刺激では、微弱な

電気を流す専用の装置を使い、根元でなく歯の切端に押し当てます。

かなりビリっときますので、なにも感じなければ歯髄が死んでいる可能性が高いです。

ただ、そうした反応があったからといって100%歯髄が死んでいるとは限らないのが悩ましいところです。

そのため、いろいろな検査を組み合わせて、総合的に検討し、診断をくだします。

からだの不調があって、病気が疑われたとき、血液検査をしたりレントゲンを撮ったり、MRIをとったりなど複数の検査をしてから診断しますよね、

歯髄の場合もそれと同じなのです。

ですので歯科で検査を受ける際は、ぜひご協力ください。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達

食いしばる力から歯を守るには?

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター卜部です。

皆さんは歯にかかる過剰な力の主たる原因をご存知ですか?

就寝中の歯ぎしり・日中に無意識で行っている噛みしめが原因と言われています。

しかし、ジムなどで鍛えているかたの場合、これにウエイトトレーニングの食いしばりが加わります。

ここ数年、コロナ禍で競技ができないなか、筋トレの時間を増やしている方は多いと思います。

歯を守るためにぜひともこうした方たちに使っていただきたいのが

筋トレ中の「マウスガード」、就寝中の「ナイトガード」です。

歯科で作成するマウスガードは、お口の形をとって作成するカスタムメイド。

お口にピタリと合うので違和感が少なく、無理なく使い続けることができます。

また、ウエイトトレーニング用であれば薄く小さくするなど、用途別の作成が可能なものも歯科のカスタムメイドの大きなメリットです。

知覚過敏になった時にしっかり治療を受けることはもちろんですが、歯を傷める過剰な力から歯を守ることも大変重要です。

歯科のカスタムメイドのマウスガードの快適さをぜひ体感してみてください。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター卜部

開口力ってどんな機能と関係しているの?/予防治療はなぜ大切なの?

開口力ってどんな機能と関係しているの?

こんにちは、福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達です。

皆さんは、普段どのくらいのお口を開けることができますか?

実は、『飲み込む力』と『開口力』は関係していて、開口力が衰えている人はノドの飲み込み機能にも衰えが見られると発表されています。

でも、開口力と飲み込む力が関連するって、ちょっと意外な組み合わせに思うのですが、なぜそんなはっきりと関係するのでしょう?

a.口を大きく開けるときと飲み込むときに働いているのが同じ筋肉だからです

同じ筋肉が挙げたり下げたりしているのです

2つの筋肉は開口に欠かせない大事な筋肉でこの筋肉が弱ると、口を開ける力も飲み込む力も、両方衰えちゃうんです

気付かぬうちに進行していることも?

飲み込む筋肉が衰え始めると?

・むせやすくなる

・飲み込みにくくなる

・食べる量が減る(低栄養になる)

・筋肉がやせ体重が減少する

↑このような例があります

今回の研究では開口力と飲み込む力がリンクしているのが明らかになりました。

衰えを予防できるトレーニングは3つあります。

①腕を上げる ②脚をのばす ③口を開ける(顎関節症のかたは控えてください)

これを毎日しましょう!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達

予防治療はなぜ大切なの?

こんにちは、福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター卜部です。

皆さんは、予防治療がどれだけ大切かご存知ですか?

虫歯や歯周病が進行すると、治療に書かう患者様の体力的・経済的な負担が大きくなってしまいます。

そして、一度削った歯は二度と元には戻りません。

健康な歯と口腔内環境をできるだけ長く保つためには、「痛くなってから」ではなく、「痛くなる前に」ご来院ください。

予防治療が「3ヶ月」である根拠は、歯科医院での歯の治療やクリーニングを行ってからプラーク・歯石が蓄積し、虫歯や歯周病のリスクが高まるサイクルが3ヶ月だからです。

このスパンで予防治療を受けるだけで、虫歯や歯周病の発症・再発率が大幅に減少します。

また、予防治療が具体的に何をするのか知っていますか?

1.虫歯がないか、噛み合わせに問題がないか検査

2.歯周病が再発していないか歯ぐきの状態を検査

3.虫歯や歯周病の原因菌の巣である歯石を除去

4.歯の表面の汚れを専門的な器具を使って除去

5.歯の表面の汚れを赤く染めだし、歯磨き指導

以上のことを3~4カ月ごとに行っていき口腔内の健康から全身の健康維持増進に繋がるようなメインテナンスを当院は心がけています。

皆様がいつまでも健康な歯を持ち続けられるよう一緒に頑張っていきましょう!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター卜部

スポーツ好きの人が歯で苦労しやすいわけって?/治療した後にしみることがあるの?

スポーツ好きの人が歯で苦労しやすいわけって?

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達です。

皆さんはスポーツはお好きですか?

からだを動かすことが好きな方、多いですよね。

ただ、そうした濃淡な違いはあれ、実はスポーツ好き特有の習慣が、歯の健康にとって不利に働くことがあることをご存知でしょうか?

そのひとつが『唾液が減りやすい』ことです。

唾液は、口のなかを洗い流し、虫歯になりかけた歯にミネラルを運んで補修してくれる大切な体液です。

『唾液さえたっぷり出していれば、そうそう虫歯はできない』といってもいいほど、お口の健康にとってたいへん重要です。

ほかにも歯を傷めやすい理由があります。それは

甘いもの(糖)の補給が増えること

素早くエネルギーを補給するには甘い飲み物は最適。

激しい運動をするときほど糖の補給は必要ですが、エネルギー補給のためにしょっちゅう飲むことで、むし歯菌の活動を増していきます。

さらに問題なのが、スポーツドリンクなどの飲み物に含まれる酸には、歯のアバタイトを溶かす酸が含まれています。

おいしくて、腐敗を防ぎ、疲労回復に役立ちますが、歯の主成分である、ミネラルを溶かすので、酸蝕症の原因になってしまいます。

けれど、スポーツの喜びをあきらめるわけにはいきませんよね、

そこで大事なのは、防御です。

スポーツを楽しみながら歯を守り、将来歯で苦労しないですむようにしていきましょう。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達優貴

治療した後にしみることがあるの?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付卜部です。

みなさん、今まで歯医者さんに行って、冷たいものにしみていなかった歯を

「ここに虫歯がありますね。ですから歯を削って治療しますね。」

と説明を受けた後に、治療を受け自宅に帰宅後飲食をすると、

急に冷たいものにしみて歯が痛いという経験はありませんか?

これには理由があります。

そもそも虫歯の治療を行う際には、虫歯の部分をすべて取り除いて行うことが大前提になります。

虫歯を残して処置することはさび付いた看板に錆を取り除かずに、ペンキを塗ることと同じで、ペンキ塗り状態が優れないことと同様に、虫歯をすべて取り除かないと修復処置はできないのです。

その為に、虫歯の治療時には虫歯をすべて取り除きます。

深い虫歯がある場合には、虫歯除去中に神経に対して、どうしても刺激が伝わることとなります。

これにより、処置前の疼痛の有無に関わらず、神経が生きている歯は、虫歯処置後に冷たいものにしみたり、痛みが出る場合があります。

個人差はありますが、通常はしばらくしたら、冷たいものにしみることや、痛みは軽減していきます。

しかし、軽減することなく痛みが増してくる場合はやむを得ず、神経処置を行う場合があります。

虫歯が深い場合、神経処置をやむを得ずに最初から行う場合もありますが、

できることなら神経処置は極力行わない方が、歯の寿命を考えることもよいと言われています。

樹木でも根を刈ると水分が失われ、急に寿命が減ることになります。

歯も同様で神経処置を行うと、歯の寿命が短くなるという結果を招きます。

この観点から、当院では処置後の疼痛の可能性を患者様に説明し同意を得た後に、神経がある歯の虫歯治療には極力神経保存を試みています。

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 受付卜部礼菜