知覚過敏の症状でていませんか?/SPTってどんなことをするの?

知覚過敏の症状でていませんか?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小林理香

気温が下がると、水道の水が冷たくなり、冷たいものがしみる症状が出やすくなります。

歯ぎしり、くしばりから、硬い組織、エナメル質が少しずつ欠けていくと、歯の厚みが薄くなり神経とも近くなるためしみやすくなります。

歯茎が下がるのも、歯と歯茎の境目あたりがしみやすくなります。

これらの症状は、知覚過敏の症状の可能性があります。

知覚過敏の症状を緩和させる方法をお伝えします。

歯ブラシの力が強く入ってしまっているなら、歯磨きする際は、軽く歯ブラシを鉛筆持ちをして、優しく、力を抜いて軽く磨いていくことから行いましょう。

そして、知覚過敏を抑制してくれる歯磨き粉をヒスケアを使用して、毎日こつこつ、歯に染み込ませる。

ポイントは、まずは、普通に歯磨きした後に、歯ブラシにたっぷりしみどめ成分が入っている、歯磨き粉つけて、塗り込むように歯を磨きましょう。

歯医者でも、しみどめ効果のある薬剤を塗布するのも、即効性は個人差はありますが、塗布することで、緩和したり、症状がなくなった方もいられますので、試す価値はあります。

歯ぎしり、くいしばりがある方は、歯と歯が噛みこむ力を防ぐための予防で、マウスピースをつけて就寝時つけてみましょう。

日中は、歯をくいしばりしないように意識して、歯と歯を離してあげましょう。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小林理香

SPTってどんなことをするの?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士の富田 菜々です。

突然ですが、みなさんはSPTという言葉はご存知ですか?

SPTとは、supportive(サポーティブ) periodontal(ペリオドンタル) therapy(セラピー)の略で、歯周病安定期治療のことを言います。

歯周治療を行った後、歯ぐきの状態を悪化させず維持するために、患者様自身のセルフケアと歯科医院によるメインテナンス(プロケア)を行うことを言います。

この治療は、歯周病の再発防止と、再発時の早期治療を目的としています。

【治療対象】

歯周病のリスクが中程度から高いレベル(以下の条件を含む)で、歯周病治療後症状が安定した方が対象になります。

・初診時に中等度以上の歯周病を有すると診断された方。

・骨吸収が根の長さの3分の1以上ある方。

・歯周ポケットが4mm以上ある方。

・歯ぐきのほとんどの部分は健康を回復したが、一部分に病変の進行が休止している状態がある方。

【どんなことをするの?】

年に数回ご来院(1・2か月に1回が基本となりますが、病状によって異なります。)いただき、健診とメインテナンス処置(PMTC・歯石除去など)、ブラッシング指導、フッ素塗布、プラークコントロールの強化指導や食生活指導などの生活習慣の改善指導などをして連続的な経過観察と予防処置を歯科衛生士が中心に行っています。

定期的に歯科医院に来ていただいて、健康な歯を守っていきましょう!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 富田 菜々

シーラントで虫歯予防?/親知らずはなぜ抜くの?

シーラントで虫歯予防?

こんにちは 福山医療法人なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の三原です。

皆さん、シーラントという言葉をご存知ですか?

シーラントは保険内で出来る診療で、物理的に虫歯から歯を守る処置のことを言います

こどもの歯が生え変わり、大人の歯が生えてきますが、この大人の歯はこどもの歯よりも噛む面の溝が深く、そこに汚れが溜まって虫歯になりやすいという特徴があります。

また、生えたての歯は、まだ歯の質が弱く虫歯になりやすいです。

小学校に入学するくらいの年齢で生えてくる、6歳臼歯と呼ばれる大人の歯が虫歯になってしまうお子さんは多いのではないでしょうか?

そんな時に虫歯から歯を守ってくれるのがシーラントです!

どんなものかと言うと、

シーラントとは奥歯の溝を虫歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋めてしまう方法です。

溝が深い臼歯に効果的で歯を削らずに治療を行い物理的に虫歯になりにくくする働きがあります。

しかし、シーラントをしたから必ず虫歯にならないと言うわけではなく、正しい歯磨きを継続しないと虫歯にはなってしまいます。

お子さんだけでは歯磨きの限界があるのでご家族で仕上げ磨きをしてあげ、みんなで協力して歯を虫歯から守っていきましょう!

親知らずはなぜ抜くの?

こんにちは。医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の富田です。

皆さんは親知らずによる、メリット、デメリットについてご存知ですか?

1 親知らずによる様々な障害とは?

・ 親知らずとそのその前の歯が虫歯になりやすい。

・ 親知らずの周囲の炎症が広範囲に波及する。

・ 前歯の歯並びが崩れてくる。

2 抜歯治療の流れ

・初診日 診査診断 抜歯の予約

・抜歯当日

・抜歯の次の日に傷口の消毒

・抜歯日に縫合していれば1~2週間後で抜糸

・経過観察・治癒を待って終了

3 抜歯後に伴う症状 

・ 抜歯後には出血が生じます。2~3日は唾の中に血液が混じります。

・抜歯後には腫れが生じます。腫れの症状は術後2~3週間後に治ります。

・抜歯後には口が開けづらくなったり、唾を飲み込んだら喉が痛いという症状が出ます。この症状も術後2~3週間後に治ります。

・下の親知らずを抜いた場合、手術後に下唇や下の歯、あるいは舌の知覚麻痺や知覚鈍麻、しびれを生じる事がまれにあります。

しかし、通常は時間の経過と共に軽減していきますが、症状が改善するには3~12か月間かかります。また、場合によってはそのまま麻痺が残ることもあります。

4 抜歯を決めたら

・ 抜歯当日の体調管理をして下さい。寝不足、発熱などの体調不良、、二日酔いないようにお願いします。

・ 抜歯後、2〜3時間は麻酔が効いており、食事ができない為、お腹が空いていないように何か軽く食べて来院してください。

・ 抜歯後には腫れや痛みを伴いますので、何か大切な行事や仕事やプライベートの予定がある前には抜かない方が良いと思いますので、予約の日程はその事を配慮した上で決めて下さい。

抜く前にも抜いた後にも、さまざまな問題のある親知らずですが、長い目で見て、メリット、デメリットを十分に考慮して判断していきましょう。

また、詳しく知りたい方は気軽にお声掛けくださいね。

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 富田

シーラントとは?/食事コントロールとは?

シーラントって何だろう?

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の富田です。

皆さんシーラントについてご存知ですか?

シーラントは物理的に歯を虫歯から守る役割をしています。

歯磨きが難しい「奥歯の溝」は、虫歯になりやすく、虫歯は痛いだけではなくて、乳歯であれば、次に生えてくる永久歯の邪魔をして、歯並びを悪くすることもあります。なので、歯が元気なうちに「歯の溝」をうめてあげましょう!

<シーラントってどんなもの?>

シーラントとは、奥歯の溝を虫歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋めてしまう方法です。特に溝が深くて複雑な臼歯に効果的で、歯を削らずに治療を行い、物理的に虫歯になりにくくする働きがあります。

ただ、シーラントをして歯の溝を埋めてしまえば虫歯になりにくくはなりますが、正しい歯磨きをしなければ歯と歯の間や、歯と歯茎の間から虫歯になってしまいます。ですから、シーラントをした後も、正しい歯磨きをしっかり行いましょう。また、お母さんの手伝いがなければ、子供1人で歯をきれいに磨くことはできません。お子さんが自分で歯磨きをした後、必ずお母さんが仕上げ磨きをしてあげるようにしましょう。

3〜4歳になると乳臼歯が生えてきます。歯の噛み合わせが全て見えるようになれば、シーラントを開始できます。また、シーラントは、4〜12ヶ月間で自然に取れやすくなりますので、3〜4ヶ月ごとに検診して、取れている場合はやり直す必要があります。

子供のうちから虫歯にならないように、シーラントで予防していきましょう!

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 富田

食事コントロールって?

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽です。

皆さん普段食事コントロールはできてますか?

なぜ食事コントロールが大切なのか、ステファンカーブについて説明いたします。

ステファンカーブとは、口腔内のph(ペーハー:酸性、アルカリ性の程度を示す値)の移り変わりを表すグラフになります。

最初はお口の中は弱アルカリ性(正常値)ですが、食事をとると急激に酸性になり、その後ゆっくり弱アルカリ性へと戻ります。

つまり、食事をとるとお口の中は急激に酸性になります。

だいたい、ph5.4以下になると歯が溶け始めるといわれているので、食事を取った後しばらくの間、お口の中では、酸で歯が溶けているという状態になります。

しかし、唾液にはお口の中をアルカリ性へと引き戻す性質があり、溶け始めた歯の表面を再石灰化する力も持ち合わせています。

この唾液の作用は緩衝能(かんしょうのう)と呼ばれています。

緩衝能の力も個人差があり、唾液の量が多い人ほど虫歯になりにくいと言われています。

朝・昼・夜の決まった食事以外に間食をしてしまうなど、不規則な食生活の人は、ph5.4以下になる回数が多くなります。

ph5.4以下の時間が長ければ長いほど虫歯になりやすく、また、進行も早くなるということになります。

そこで!食事コントロールのポイントについて説明します。

1.朝・昼・夜の決まった時間に規則正しく食事をとり、できるだけ間食をしない。

2.間食をする際は、だらだらと長い時間食べず、短時間で一度に済ませる。

3.就寝中は唾液の量が少なくなり、緩衝能も弱くなるので、寝る前は何も食べないようにする。

4.歯磨きは食後30分以内に行う。

以上4つのポイントが重要となってきます。

皆さんもこれらを意識して食事コントロールをしてみてください!

医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 し塩飽