お家での入れ歯のお手入れ方法について知っていますか?/SRPって聞いたことありますか?

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 兼藤です。

みなさんお家での入れ歯のお手入れ方法について知っていますか?

簡単に3つ紹介します!

①食後に軽くすすぐ

取り外せるタイプなら外して水でさっと流すだけで大丈夫です。

②1日1回はしっかり洗う

専用の入れ歯ブラシまたは柔らかいブラシで洗いましょう。

③洗った後は義歯洗浄剤に一晩つける

汚れや匂い、細菌を取り除きやすくなります。

⭐︎おすすめのケア用品はスパデントです!

〜就寝時について〜

基本的に外しておきましょう。

粘膜を休ませ血行を良くし歯茎の炎症を防ぐことができます。

※やってしまいがちなNG行動も紹介します。

歯磨き粉で磨く→傷がつき細菌が繁殖してしまいます。

熱湯につける →変形の原因になります。

ペンチで曲げる→入れ歯が入らなくなります。

乾燥させる  →変形や破損の原因になります。

漂白剤の使用 →変色やサビの原因になります。

今回は自宅でのお手入れ方法を紹介しましたが、問題がなくても歯科医院でも定期的にメンテナンスも大事です。口の状態は変わるので、入れ歯も微調整が必要になります。

また、新しく作った直後は我慢をせず調整を行いましょう!

SRPって聞いたことありますか?

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の三宅です。

SRPとは歯と歯茎の間にたまった歯石や汚れを除去し歯の根面を滑らかに整える処置です。

歯周ポケットの奥深くに付着した歯石は通常のブラッシングでは落とすことが出来ません。

この部分に歯周病菌が住み着き、歯茎の炎症や骨の吸収を引き起こします。

SRPが重要な理由

①歯周病の原因を根本的に取り除く

歯周病菌は歯石やプラークといった汚れの表面に住み着いています。

SRPで原因を物理的に取り除くことが最も確実で効果的な治療です。

②歯茎が引き締まり、出血や腫れが改善する

歯石を除去し根面を滑らかなにすることで、歯茎が再び歯に密着できるようになります。

その結果、出血や腫れが落ち着きます。

③歯周病の進行を止め、歯を長持ちさせる

歯周病が進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまうこともあります。

SRPはこれ以上骨が失われるのを防ぐために効果的です。

SRPはお口の中を4~6ブロックに分けて行うのが一般的です。

1度に全ての歯を処置すると時間も長くなり、歯茎への負担が大きくなり術後の不快感が増します。

また、歯周ポケットの中は狭く、根の形も人それぞれ違うため1本ずつ丁寧に確認しながら行う必要があります。

治療後、歯茎が引き締まると隠れていた歯石が見えてくることもあり、再チェックを行うこともあります。そのため、数回に分けてしっかり取り除くことが最も確実で安全な治療になります。

SRPを受けた後も毎日のブラッシングや定期健診を欠かさず、健康な歯を維持していきましょう。

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 三宅

歯周病について/着色の原因について知っていますか?

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック

 受付 兼藤由奈

みなさん歯周病について知っていますか?

歯周病とは歯を支える土台に炎症が起きる病気のことです。

成人の80%がかかっているとされていますが自覚症状が少なく気づいた時には骨が溶けはじめていることがあります。

細菌が全身にまわり心臓病・脳卒中・糖尿病悪化などの原因にもなります。

また、歯周病は人から人へうつる病気ともされています。

特に日常生活を共にする、夫婦での水平感染や親子間での垂直感染がおこってしまうケースがほとんどです。

そんな歯周病を予防する方法をお伝えしようと思います。

まず日常生活でできる予防方法をいくつか紹介します。

・正しい歯磨き

→1日2〜3回、歯と歯茎の境目を意識して磨きましょう。

・食生活の見直し

→間食を控えよく噛む食品を取り入れましょう。

次に歯科医院でできる予防方法をいくつか紹介します。

・定期検診

→歯周ポケットの深さや歯茎の状態をチェックしましょう。

・専門的クリーニング

→専用器具で歯石やバイオフィルムを除去。家庭のブラッシングでは落とせない汚れを落とせます。

このように自宅でも簡単にできる予防方法もありますので日頃から意識してみるのもいいかもしれません。

着色の原因について知っていますか?

福山市 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 三宅

歯の色が気になる、、、とお悩みを持つ人は少なくありません。歯の着色にはいくつか種類があり、原因によって対応方法は変わります。

〜歯の外部からの着色〜

(主な原因)

飲食物によるステイン

ポリフェノールを多く含むコーヒー、紅茶、赤ワイン、チョコレート、カレーは歯に着色が付きやすいです。

量を控えたり、摂取後にすぐに歯を磨くと着色を防ぐことが出来ます。

喫煙

タールやニコチンによるヤニ汚れは強い吸着性があり他の食べ物の色素もくっつける性質があります。

禁煙または量を減らすことで歯の着色を防ぐことができます。

(治療方法)

エアフロ―

専用の機械から水・空気・細かいパウダーを噴射して、表面の汚れを落とす方法です。従来のブラシを使った研磨と違い、歯をゴシゴシ削ることなくステインや細菌の膜を落とすことが出来ます。

〜歯の外部からの着色〜

(主な原因)

加齢

歯のエナメル質が薄くなり、黄色い象牙質が透けて見えます。

加齢による歯の黄ばみにはホワイトニングがおすすめです。歯そのものを白くすることが出来ます。

神経のトラブル

神経が死ぬと歯は黒く変色します。神経を除去する治療も血液の循環がなくなり黒くなることがあります。

歯の表面を薄く削り白い薄い板を貼り付けるラミネートべニアという方法があります。また歯の内部にホワイトニング液を入れて象牙質を白くするウォーキングブリーチという方法もあります。

歯の着色には「表面についた汚れ」と「歯そのものの色の変化」があります。歯の色が気になり始めたら一度歯科医院に相談してみてください。

福山市 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 三宅

口腔機能低下症について知っていますか?/子どもの歯を守るためのできることを知っていますか?

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付の兼藤です。

口腔機能低下症とは加齢や病気などによりお口の様々な機能が低下した状態を言います。

主な症状としては、食べにくい、飲み込みにくい、食事に時間がかかる、硬い物を避けてしまうなど、食事を十分に楽しむことが出来なくなってしまいます。

これを放置してしまうと食欲低下による栄養不足につながったり、誤嚥性肺炎のリスクが高まってしまいます。

これらを予防するには、まずご自身のお口の状態を知っていただきどのように予防・改善していくかが重要です。

そこで当院では口腔機能低下症の検査を7項目実施しています。

①口腔衛生状態不良→お口の中に汚れがたまった状態を言います

 舌の汚れを清掃しましょう

②口腔乾燥→唾液の分泌量が低下し口の中が以上に乾燥している事

 唾液腺マッサージを1日3回行いましょう

③咬合力低下→物をかむ力が低下している状態

 咬む筋力を鍛えましょう

④舌口唇運動機能低下→話しにくさや食べこぼしの増加と言った症状が現れる状態

 家族や友人とおしゃべりする機会を増やしましょう

⑤低舌圧→舌が上あごを押し付ける力が弱くなった状態

 舌の筋力を鍛えましょう

⑥咀嚼機能低下→噛む力が弱まる事

 一口に20~30回噛むことを心がけましょう

⑦嚥下機能低下→食べ物をうまく飲み込めない状態

 飲み込みの力を鍛えましょう

この検査のうち三つ以上当てはまると口腔機能低下症と診断されます。

こうした検査を受け自分の口の状態を知り、元気な口で豊かな食事と健やかな生活を送れるようにしていきましょう。

子どもの歯を守るためにできることを知っていますか?

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の三宅です。

子どもの歯が虫歯になると歯並びが悪くなったり、大人の歯の形成を邪魔したり悪い影響を引き起こしてしまいます。では、親としてどんなことが出来るでしょうか?

子どもの歯と大人の歯の違い

乳歯は歯の表面(エナメル質)が永久歯の半分くらいしかないため虫歯がすぐ進行してしまいます。また歯の中心にある神経が大きいため、虫歯になるとすぐ神経に達し痛みが出やすいです。

虫歯などにより乳歯を早く失うと、永久歯が生えるスペースがなくなり歯並びが悪くなることがあります。

虫歯の原因

①食生活

甘いお菓子・ジュースに含まれる砂糖が口の中に長く残ると虫歯菌が酸を出し続け歯を溶かします。

②歯磨き不足

子供はゴシゴシと力いっぱい大きく歯ブラシを動かしがちのため汚れが落としきれてないことが多いです。

子どもの虫歯を防ぐためにできること

①ダラダラ食べをやめる

おやつは時間を決めて1度にまとめて食べましょう。特に寝る前の摂取はリスク大です。

②毎日の歯磨き+仕上げ磨き

小学校低学年までは保護者の仕上げ磨きが必須です。歯と歯茎のキワや歯と歯の間を意識してチェックしましょう。

③定期健診を受ける

3か月に1回の定期健診で早期発見・予防が可能です。シーラント(奥歯の溝は虫歯になりやすいため樹脂で塞ぐ)やフッ素を塗布してもらい歯を強くすることでむし歯になりにくくなります。

毎日の食生活や歯磨き、定期健診でしっかり歯を守ることが出来ます。早いうちから虫歯予防の習慣を育てていきましょう。

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 三宅

予防治療について知っていますか?/口の細菌が与える影響について知っていますか?

こんにちは 福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付兼藤です。

当院では3ヶ月に1回の予防治療(メインテナンス)を行っています。

では予防治療について詳しく説明していきますね。

予防治療の目的としては治療によって得られた口腔内の健康を持続させ、再発を防止することです。

予防治療はお口の中の大掃除です。痛くありませんので気楽に受ける事ができます。

主な内容としては、

 ⚪︎ 口腔内審査→ 虫歯がないか、噛み合わせに問題がないか等診査。

 ⚪︎スケーリング→虫歯や歯周病の原因である歯石を除去していきます。

 ⚪︎PMTC→歯の表面の汚れを 専門的な器具で丁寧に除去していきます。

⚪︎染め出し→歯の表面の汚れを赤く染め出しブラッシング指導を行います。

 ⚪︎歯磨き指導 ⚪︎フッ素塗布 などです。

予防治療の重要性について

虫歯や歯周病が進行すると、治療にかかる患者様の体力的・経済的な負担が大きくなってしまいます。しかも、一度削った歯は二度と元には戻りません。健康な歯と口腔内環境をできるだけ長く保つために、痛くなってからではく痛くなる前にご来院ください。

予防治療が3ヶ月である根拠は、歯科医院で歯の治療やクリーニングを行ってからプラーク・歯石が蓄積し、虫歯や歯周病のリスクが高まるサイクルが約3ヶ月だからです。このスパンで予防治療を受けるだけで、虫歯や歯周病の発症率・再発率が大幅に減少します。

あなたがいつまでも健康な歯を持ち続けられるように、状況に応じて3〜4か月毎の予防治療をお勧めしています!

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付兼藤

口の細菌が与える影響について知っていますか?

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 三宅です。

私たちの口の中には常に数億もの細菌が存在しており、その数は500~700種類にも及びます。

健康な状態では善玉菌、悪玉菌、日和見菌がバランスをとりながら共存しているのですが、口腔ケアが不十分だったり、生活習慣の乱れで免疫力が落ちたりすると、このバランスが崩れ、悪玉菌が増殖しトラブルを起こしてしまいます。

ミュータンス菌

悪玉菌の代表格といえば「ミュータンス菌」と呼ばれる虫歯の原因菌です。この細菌は、糖分をエサにして酸を出し、歯を溶かしていきます。

ポルフィロモナス・ジンジバリス

歯周病の進行に大きく関与した菌です。歯周ポケットの炎症を引き起こし、歯を支える骨を破壊します。

カンジダ菌

カビの一種で免疫力が落ちると増殖し、粘膜の痛みや口内炎などの原因になることがあります。

その他にも全身疾患の原因になるような恐ろしい菌がたくさんいます。

では、どうすれば口の中の細菌をコントロールできるのでしょうか。

①適切なブラッシング

丁寧にブラッシングする事で歯垢を除去し悪玉菌の増殖を防ぎます。1日2回以上を目安にしっかり磨きましょう。

②歯の間のケア

歯ブラシだけでは落としにくい場所なのでフロスや歯間ブラシで就寝前に使用してみましょう。

口腔ケアを十分行いこれらの菌をコントロールすることが、病気の予防に繋がります。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 三宅