お子さんに適した食具って?/治療後に歯がしみるのはなぜ?

お子さんに適した食具って?

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上です。

お子さんがいる方は、毎日食事にかかる時間に悩まれたり、食べてくれないかなぁと葛藤することが多いのではないかと思います。

食具であるスプーンなどは「食べやすさ」に直結します。

食べ終わるまで2時間かかっていたお子さんが、小さいスプーンで飲み込んでから次のひと口をすくうように変えたところ、20分で食べ終わるようになったそうです!

この子の場合は、スプーンが大きすぎて、口に含むのが大変だったのが、食事時間を長くしていた原因だったようです。

特に2歳くらいまでのお子さんには、食具で一度すくったものを、自分で多すぎたと戻すのは難しいです。

大きすぎるスプーンやフォークは、2歳児に5歳児の服を着せているようなものです。

食具の幅が、お口の幅の2/3未満になるようなものを選んで、小さめにするのが良いでしょう。

子どもには柔軟性があります。

慣れない環境でも、そこに適応しようと一生懸命がんばるのです。

食べものについても同じで、特に5〜7歳くらいまでは柔軟性があるようです。

でもそれは逆に言うと、同じようなものばかり食べていると、柔軟性がなくなってしまうということ。

ですので、小さい頃からできるだけいろんな食べものをお子さんにチャレンジさせて、食の幅を広げたいですね。

ちゃんと食べられると、お口は育ちます!

食べる姿勢にくわえ、お子さんの食の幅も意識してみてください。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上

治療後に歯がしみるのはなぜ?

こんにちは 福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付の卜部です。

みなさんは治療後急に冷たいものにしみて歯が痛いという経験はございませんか?

これには理由があります。

そもそも虫歯の治療を行う際には虫歯の部分を全て取り除いて行うことが大前提にあります。

虫歯を残して処置をすることは、錆びついた看板に錆を取り除かずにペンキを塗ることと同じでペンキの塗り状態が優れない事と同様に虫歯を全部取り除かないと修復処置はできないのです。

そのために虫歯の治療時には虫歯を全て取り除きます。

深い虫歯がある時場合には虫歯除去中に神経に対してどうしても刺激が伝わることとなります。

これにより処置前の疼痛の有無に関わらず、神経が生きている歯は虫歯処置後に冷たいものにしみたり痛みが出る場合があります。

個人差はありますが通常しばらくしてから冷たいものにしみることや痛みは軽減していきます。

しかし、軽減することなく痛みが増してくる場合はやむを得ず神経処置を行う場合があります。

虫歯が深い場合、神経処置をやむを得ずに最初から行う場合もありますが、できることなら神経処置は極力行わない方が、歯の寿命を考えると良いと言われています。

樹木でも根を刈ると水分が失われ、急に寿命が減る事になります。

歯の同様で神経処置を行うと歯の寿命が短くなるという結果を招きます。

この観点から当院では処置後の疼痛の可能性を患者様に説明しそ同意を得た後に神経がある歯の虫歯処置には極力神経保存療法を試みています。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付卜部